東京都区内/豊島

=しょうゆ =みそ =とんこつ =細麺 =太麺 =あっさり =こってり

 
決定!豊島区の1オシ!!ラーメン
大盛り 麺舗十六 特徴; 醤・あ/こ・つけ
定休日 日・祝日 時 間 11:00〜15:00
最寄駅 有楽町線要町 住 所 豊島区池袋3-6
【つけそば¥550】
 光文社脇の路地に入り、暫くすると左手にパシオ系とも違う気を活かした小さな店がある。看板には「大盛り」の文字。つけめんの評判を聞きつけて来てみたが、やはり量が多いのか。しかしその不安は店内に入って直ぐに払拭された。小(200g弱?一般的な普通量らしい)・並(小の倍)・並多めと親切な表示。気さくそうなご主人。最近何故か見かける若めの夫婦の場合、なぜか奥さんがヤンママ系(他意はないっす)だったりするが、ここは柔らかい物腰の方。店内も狭いがカウンターの奥行も狭い。でも出てくるラーメンを考えたら全く苦にならない。
 抜群の喉ごし、とまではいわないが、コシのある、かなりいいかんじの瑞々しい太めの麺。メンマも黒っぽい、歯ごたえ重視の好みのタイプ。チャーシューも赤身の柔らかいもの。そしてスープが特徴的。まだまだつけめんスキルは低くその限りでだが、これは他で味わったことのないもの。とろみすらある濃厚スープで、正直しょっぱい。カラい。でも、後に残る嫌みな味ではなく、実にすっきりとしていて、逆に熱いときにはもってこいなくらい。濃すぎるとスープを飲み干すのがつらいが、これはスープで割ってもらっても、ついつい飲み干してしまうほどだ。
 とにかくこの味、このクオリティで、つけそば550円、らーめんや塩そばは490円、しかも麺の量は並多めまでは同料金という驚異的な価格設定にはただただ脱帽! 間違いなくこれからどんどん注目されていくだろう。心から頑張っていただきたいと思える店だ。
支那そばや 特徴; 醤/塩・細
定休日 日・祝日 時 間 11:00〜売切(14:30頃)
最寄駅 池袋6分 住 所 豊島区池袋2-23-1
【醤油¥750】03.1/9
 知っている範囲だけの話だが、どうも支那そばやで修行された方の店は長続きしていないケースが多いような気がする。佐野さんはある本では、本人の資質の問題と言っていたが、キチンと佐野イズムが注入されていないと相当に維持の難しいラーメンのようで、そこがうまいことできているかがポイントなのだろう。
 そんなわけで、正直あまり期待をしていなかった池袋店だが、いい意味で裏切ってくれた。ボディのある鶏ダシがともかくストレートに響いてくる。いろいろな要素から出来上がっているのだろうが、伝わってくる味は実に直球勝負。様々の素材のバランスというよりも、動物系だしのもつ素朴なポテンシャルでゴリゴリ押し切る感じで、今日日逆に新鮮に感じる。九条ネギとのバランスもよく、チャーシューも大きめだが味付けが殆どなく、食べ応えがありながらも飽きの来ない構成。麺も柔らかめの割りに後半のヘバリを感じさせないのは圧巻。
 ともかく、心麺で感じられた嫌味な酸味がここでは嫌味ではなく、ほのかな甘みとともにいい方向に転がっているのは実に心地よかった。本店に次いで、いい方向にいっているのではないだろうか。
 ただ、冬場でも相当に熱いスープは年間を通して考えると相当に厳しいのではないだろうか。もうちょっと温めでスープに丸みが出ると面白いかもしれない。それとコストパフォーマンス。自分的には十分価値があると思うが、好みが分かれる味でもあるので、値段の割には・・・という類の声があまり大きくならなければよいが。そのうち淘汰され、この値段を払っても食べたい人だけで落ち着いてくれるとうれしい。
べんてん 特徴; 醤・こ・太・つけ麺
定休日 日曜 時 間 10:20〜16:00
最寄駅 JR高田馬場 住 所 豊島区高田3-10-21
【つけめん¥700】
 つきなみでごめんなさい。でも、うまかったから仕方ない。久々に並びに見合った満足感に出会った気がする。
 瑞々しい自家製麺はスルスルと入るし、濃ゆ〜いつけ汁にネギがよくあう。麺に関しては非常に食べやすく、噂に違わず350gの麺でも食べられそう(ちなみに少なめを注文。余裕の完食。気持ち少なめだったのかな。麺半分とか、中盛り少なめとかも出来る)。しかし麺だけじゃない。特に注目したいのがつけ汁。節系の臭いが強烈に漂うが、このスープをフルボディにしているのが、ガラ系のダシ。このバランスが素晴らしい。節系の臭いからは想像できないほどのワイルドさ。あまり使わない表現だが、本当に深みがあるという感覚を実感した。スープ割りをするとさらにこのスープの奥行きを再認識させられる。ラーメンも旨いというのも頷ける。
 店の薄暗く陰気くさい雰囲気から、この味をしってしまうと「俺の隠れ家」的な錯覚をついつい抱いてしまうのもいたし方ない。傍から見れば、こんなに並んでいるのに隠れ家もくそもないだろう!?という感じだが、あの、ボロボロの暖簾の奥の闇に、ひとり、またひとりと吸い込まれていく、なんとも不気味な光景も、一度サラサバティの門を潜れば納得するかもしれない。

ここにも!豊島区に是非よって食べたいラーメン
オリオン食堂 特徴; 醤/塩/み・あ・無化調
定休日 火/第1水曜日 時 間 11:00〜14:00/18:00〜22:00
最寄駅 西武池袋線東長崎3分 住 所 豊島区南長崎5-15-3
【しお¥490】02.2/17
 都内でもエアポケット的にマイナーなエリアだろう長崎。そうラーメン屋がないエリアでもないのだが、物価の安い庶民的な駅前商店街にレトロというイメージを抱かせる食堂(と敢えていわせてもらう)が昨今話題というのでさっそく行ってきた。日曜の昼だから当たり前かも知れないが、それでもまだ目立った露出をしてないにもかかわらず、店内はほぼ満員。食券の場所が店内を少し入ったところにあり並ぶと買いづらいが、店内は座席が広くゆったり設計で、禁煙席もある。店主の趣味なのか猫のカード型の写真が意味不明だが、BGMは演出か、伊勢正三などがながれ、そこはなかなか自分と趣味があうかんじ。
 で、出てきたラーメンは藤沢の名店といわれるめじろで多少修業したというだけあって、見た目は似ている感じがした。ベースの味は塩がかなり塩っぱめでしっかりしている。淡泊な味わいという印象は拭えないかとは思うが、魚介系の風味と味がはっきりと感じられ、満足感はある。れんげはあるものの、そのまま食べることを奨められている。確かにその方がいいかもしれないが、使っても激変ではないかと。ネギ油の香りもいいし、刻みネギも青いところと白いところで味わいも変わり、スープとの相性がいい。メンマはへんな甘みもないし、チャーシューは臭みもなく肉厚でジューシー。これが490円とは奇跡の値段! 味玉は白身に味がついていないものの、コクの強い半熟の黄身で旨い。
 最初に食堂と行ったが、角煮丼やカレーやお酒もあり、特にカレーがキチンとした香辛料を使ったカレー屋のクオリティで独自の味が出ていて相当にうまい。カレー屋としても充分にやっていけるクオリティーかと。さて、ゆっくり食べられるのはあと何ヶ月だろう……。
麺屋ごとう 特徴; 醤・太・つけ・大勝軒系
定休日 日・第2月曜日 時 間 11:00〜14:30頃(売切)
最寄駅 池袋7分 住 所 豊島区西池袋3-33-17
【特製もりそば¥600】
 01年8月8日。会社の用で平日の昼過ぎ池袋! とくればこの機を逃す法はない、というわけでいってきました麺屋ごとう。以前ぶしょう屋など、この界隈を食べ歩いていたとき、店内が客でいっぱいという理由で(+つけめんの魔力に取りつかれていなかった、こってりばかりを求めていた時期)敬遠したのが運の尽き、以来人気は穴子…じゃなかった鰻上り。気づけば閉店時間が早まり、土曜では到底きつい状況になっていた。
 あんなこんなで、つけめんの魅力にすっかり取りつかれたいまこそ、寧ろ好期と、昼過ぎで平日なら空いてるだろうとイザ目指したわけだが、あにはからんや、店内にたどり着くまでに40分を要した。あと10分遅ければ会社で怒られることろ。現状を知らないが、しかしこれは逆に早いほうなのかもしれない。なんでこんな時間にこんなに人が…と思いつつも、自分のその構成員であることを自覚しつつ、はじめてということでもりそば普通盛りを注文。
 これが初の大勝軒系となるが、前食の勢得がなるほど大勝軒を意識していたんだと納得させられる麺。しかしこちらの方がやや加水率低めか。つけめんに関してはこの水分量がどうもポイントのようで、水分が少ないほうが食べごたえがあるがそう量食べられない。逆に多いとつるつると結構な量いけてしまう。あっという間に200g完食。つけだれも結構スープが効いていて、あまりタレでたべるという感じはしなかった。想像よりもドッシリとした動物系ダシの重みのあるスープで、こってりとまでは行かなくても、あっさりとは片づけられない存在感のあるものに仕上がっている。これなら通常のラーメンとしても麺に負けないなとスープ割してもらって思ったし、周りで大半の人がラーメンを食べていたのも頷ける。
 具だが、チャーシューはしっかりしているものの結構ジューシーでロースだが柔らかいし、メンマも変な味付けがなくコリコリとした食感がいい。トータルとして、ガツンと感動はなかったが、かなりクオリティの高いもので、行列は納得だし、店側の対応も信じられないぐらい丁寧。よく味を落とさないものだと感心するほど。ここは東池袋大勝軒ゆずりなのだろうか。リピートも相当かかりそうだが、こうなったら総本山へいくしかないか!?

LOVE・・・さりげなく、極個人的に好きなラーメン
ぶしょう屋 特徴; 醤・あ・揚げネギ
定休日 不定休 時 間 11:00〜21:00
最寄駅 JR池袋 住 所 豊島区西池袋3-31-7
【柳麺¥500】
 三河島ちゃぶ屋の姉妹店。立教大学の側にあるこじんまりとした店。近くの名店「ごとう」に押されてか、自分が訪れたときには先客はいなかった。醤油柳麺(これでら〜めんと読む)を注文したが、自分一人なのに結構待たされた。その間バイトのお姉さんが隙あらばコップに水を注いでくれた。それ以外は調理をしていない店員らしき人と話していた(どうも調理している方の店員とお姉ちゃんはお仲が宜しいらしい!?)。
 暫くしてラーメン登場。ちゃぶ屋は未経験だが、写真で見るより殆ど背脂が確認出来ない。食べてみると、それなりに脂もあって、焦がしネギとともに硬めの平麺に絡まってうまい。あっさりめでもコクを確認。出来がよい。結構かかる時間は丁寧なつくりのためと納得。チャーシューも柔らかくてうまい。
 改めて西池袋という場所の濃密さを確認。えるびす、ぶしょう屋、ごとうというラインが出来ている。いまのところ立教の学生などはここの重要性に気付いてないようだ。流行る前に行っておきたい、と同時に、もうちょっと注目されてもいいとも思った。店の前は人通りが多いだけに悲しいものがある。
【後日談】01/01/10
 半年以上前くらいからか、麺もやわらかくなり、スープもシャープさがなくなり、かなりグダグダになってしまった。調理している方も変わってしまったし(ちょいちょい変わっている気が)。ちゃぶ屋の方がいまでは好み。う〜む残念。
えるびす@東口 特徴; 豚醤/醤/鴨・つけ
定休日 日曜 時 間 11:00〜02:00
最寄駅 JR池袋 住 所 豊島区東池袋1-39-6
【鴨汁つけ麺¥850】
あのえるびすが東口は文芸座近くに進出!? 正直、涌井系の背脂ラーメンだけにいまさら感は否めなかったが、このフリーク特有の感覚は見事に玉砕した。やってくれるね、えるびす! これまでのラーメンはもちろん、自家製麺のオリジナル太麺のつけ麺が登場。しかも鴨汁ヴァージョンまで追加されるとあっては黙っていられない。もっちりとしつつもみずみずしい中太麺と、酸味の利いたつけ汁のバランスには驚いた。さほど濃度の濃くない汁の場合、麺に負けてしまうケースが多いが、ここはそんなことがない。なぜだろう? というのも、鴨汁たる鴨という特徴がスープからは際立ってこない。結構酸味が強いので判別がつかないのだ。こう書いてしまうとボディの弱いスープと思われてしまうが、鴨かどうかは払拭されてしまうほどに、オリジナルなつけ汁に仕上がっていて、あれよあれよとスープ割に突入。割っても鴨たる所以はつかめず仕舞。でもさらりとしつつも、甘く、なんとも魅惑的なスープは筆舌に尽くしがたい。どうしてこうもガツン度が低いのに印象に残るのだろう。きっと、たいしたことないという人も少なくないのではないか。でも、妙に気に入ってしまったのは事実。ちなみに肉は普通のチャーシューなのであしからず。にしても、定評のあったラーメンに絞らず、こうした挑戦をみせつけてくれるこの店の姿勢にはただただ驚かされるばかり。
期間限定・・・デパートの催事ラーメン
西町大喜 特徴; 醤・ショッパー
最寄駅 JR池袋2分 住 所 豊島区東池袋1-5-7
【ブラックラーメン小¥600】04.3/12と3/14
 真っ黒スープの富山ブラックが都内上陸!? 三越の富山展に出店と聞きつけたが、正直不安だった。デパートの客層(平均して高齢)を鑑みて味を調整するため、再現度に難があるケースのなんと多いことか。しかも個性の強いものを話題として持ってくるものだから、余計にその溝は深まるばかり。ラーメンフリークの間でも催事の再現度には厳しいのだが、今回の前評判はすこぶるいい。しょっぱいとはきいていたが、催事で果たしてそんなしょっぱいラーメンが提供可能なのだろうか。
 結果から言おう。多くのおばちゃんの殆どが撃沈。店内には濃度への注意が掲げられ、年配の方には食券購入の際に注意を促しているにもかかわらず、普通でオーダーして撃沈。フリークが時折完食すると、店の側が「よく食べられましたね」というほど(じゃあデフォで出すなよ)。接客しているおばさんの感じもこなれていて、パートというよりおそらく本店からやってきたであろう空気がある。
 そんなおばちゃんが真っ黒なスープに切れ端の比率が多いチャーシューの乗った丼を持ってくると、さすがに貫禄がある。麺は二郎のような太めのストレートタイプで、ポキポキとした触感が心地よい。スープに絡まないが、しっかりと黒ずんでくる。チャーシューも部分によってタレがしみこんでいるが、適度に脂が溶け出し、スープのショッパさと脂の甘みのコンビネーションがたまらない。スープはもちろんしょっぱいが、うっすらとながら存在する脂とのバランスで、魅惑的な独自の味わいを形成している。完食するとわかるのだが、粗挽きコショウがこれでもかと投入されている。このスパーシーさは甚だやりすぎだが、リピートするとこれが麻薬的な効果を発揮する(中一日で食べた二杯目で痛感)。まさに脳天直撃!
 しかしメンマがしょっぱすぎるのはバランスが悪い。これが味のない感じのものだったら箸休め的にいいのに。店内にあったダンボールから、世田谷区から取り寄せたメンマであるっことが判明。もしかしたら本店で使っているものと違うのかもしれない。
 2杯目を食べた14日は友人の残したスープまで飲んだためか、さすがに頭が痛かったが、この味を味わうには富山まで行かないといけないのが辛い。都内に出店してくれないかなぁ。。。
情報提供 04.7/28
 本店をご存知の方から情報をいただきました。メンマはその場で作ったものなので味は変わらないのでは?とのことです。メンマごと混ぜて食べるのが定番だそうです。こりゃ、やっぱりいつしか本店に行かないと!
【ブラックラーメン小¥600】05.3/23
 今年も富山の催事に西町大喜登場! と喜んでばかりもいられない。噂によると、今年で最後の出店とのこと。こうなったら都内出店してもらうしかない!?
 今年はたぶんこの1回のみしか食べられないと思うので気合を入れて食べてみたが、あれ? チャーシューとネギの山に粗挽コショウがかかってない。グチャグチャにして食べてみる。あれ? 身構えているからか、思いのほかしょっぱくない。チャーシューのアブラでしょっぱ辛さの中に甘みさえあるスープ、ボキボキの白い太めの麺、どれも昨年同様なのに、どこか食べ易いというか、殺人的な鬼気迫るものを感じないというか。テーブルの上にギャバンがあったのでかけてみると、多少殺人的なテイストに戻ったが、それでもこれ以上かける勇気は自分にはない。
 初日だからか、チューニングを変えたのかわからないが、ちょっと残念な気がした。完全にマゾな発言になってしまったが、いや、十分にしょっぱい。今年もメンマが最強にしょっぱい。しょっぱいのだけど。。。いや、旨いからいいや。やはり豚と醤油とコショウとネギのコラボはスバラシイ。

まだまだある。町のラーメン屋さん
味千 特徴; 豚・細・あ・熊本
定休日 無休 時 間 11-22時
最寄駅 JR池袋 住 所 豊島区西池袋3-3-10
【パイクーメン¥800】
 前評判を聞いていただけで、熊本ラーメンということすら知らなかった。率直な感想としては、ひごもんずの勝ち。ただ、かなり食べやすい熊本ラーメンなので、苦手な人には試すのにいいかも。ニンニクチップも細かく砕かれたものを振りかける形式。あっさりしているが、結構イケます。
 ただ、パイクー(角煮)は、評判ほどではなく、ぱさついていて×(出来が悪かっただけ?)。味千ラーメンなら500円なのでコストパフォーマンスいいかな。毎月22日はサービスデーで300円なので、それだったらリピートかかっちゃうかも。
えるびす 特徴; 豚醤・背・良
定休日 日曜 時 間 11:30-15/17-24時
最寄駅 JR池袋 住 所 豊島区池袋3-6
【ラーメン¥600】
 オーナーは背脂の名店「涌井」で修業した、元フランス料理のコック。特別癖のある、というかそういった類いの味ではなく、良く知っているラーメンのスタイルの、それを単純に美味しくした、という印象を受けた。
 だからといってここならではの味がないわけではなく、実に手が込んでいて、豚骨と鳥がらのスープはコクがあって旨い。特にチャーシューはやわらかくて、背脂の程よく浮いたスープにとろけ、一緒に食すといい感じ。あまりラーメン屋を渡らない普通の方で、個性的過ぎるラーメンは敬遠されそうだけど、旨いラーメンを食べさせたいときはこのような店がうってつけかと思う(過剰に期待させすぎてスカンくらうかもしれんが、年配の方にはいいかも)。反面分かりやすい味が好きな人にはちょっと難しいかも。
 店長さんも、初めは渋顔で難しそうな方かと思ったが、客一人ひとりに丼を渡す際「熱いですから」と気を使い、帰る際もきちんと一言くれる。その紳士な態度は実に気持ちが良かった。でもちょっと怖い??
【東口に支店→東口店
和歌山ラーメン松もと家 特徴; 豚醤・和
定休日 無休 時 間 11:15-6(日-20)時
最寄駅 JR池袋 住 所 豊島区西池袋1-39-1
【ラーメン普通盛¥600】
 ロサ会館そばに出来た和歌山ラーメンの店。落ち着いた雰囲気の暗めの店内。丼が盆にのってでてくるあたり「のりや」を意識してか。見た目はモロ和歌山ラーメン。
 スープは底に髄が溜まるほどで、結構とんこつの色が強い。比較薄めだが、丸高@神田などと比べれば、和歌山ラーメンのとんこつの感じは味わえる。ただ、麺が開花楼で、スープに絡みすぎて×。角い麺ではなく、やはりここは細丸で芯のある和歌山の麺を希望。あまり評判のよくない店だが、個人的には結構おいしく食べられた。やっぱり髄の出るとんこつのウェイトは大きい。
つけめん岡崎 特徴; 醤/塩
定休日 無休 時 間 11:30〜14:30/土日祝11:30〜20:00
最寄駅 池袋5分 住 所 豊島区東池袋1-15-1
【白¥800】03.3/16
 確か創業28年の老舗とか書いてあったと思うが、この界隈では有名らしい音痴貴族というスナックが昼の部として始めたつけめん屋。ラーメン職人とのコラボレーションとか書いてあったが、大山に本店を持つ岡崎の方、もしくはそこで修業された方がスナックのキッチンに入り、つくっている。夜はスナックとして営業しているので、店自体がいかにもなスナックのつくり。所々にタンバリンなどの小道具も散見できる。この手の趣味が無いので、低いテーブルで背中を丸めてすするつけ麺は新鮮だった。
 メニューは塩ダレの白と醤油ダレの黒。悪い癖で塩を頼んでしまったが、一見の店では当たり率は50%を下回る。案の定、しょっぱくて背脂の浮いた代物だった。麺にはノリも載っている。Wスープを謳っているが、魚介系の風味に乏しい。麺は大栄食品の平麺で柔らかくつるんと入る。しかしこの日は徹夜明けで、300gはあろうかと思われる量の前に負けた。麺は食べたが、スープ割りは断念(オーダー可能です)。本店で食べていないがおそらくここの売りなのだろう、辛味のつけ汁がついてくる(ご飯にもできるが)。これは本当に辛く、濃厚で、スープに入れて辛さを調整してもいいようだが、そんなことしたら本当にスープがなんなんだかわからなくなってしまう。
 総じて、卒はないく、量も多いが、値段を考えるとコストパフォーマンスの悪さは否めないか。しかし面白い体験ができた。一度おためしあれ。
光麺 特徴; 醤豚/醤・良
定休日 無休 時 間 11-4時
最寄駅 JR池袋 住 所 豊島区南池袋1-18-22
【熟成光麺¥730】
 熟成しか食べてないが、この店の人気メニューであるだけに、実に美味しい。見た目白く、結構脂っこいイメージだが、口当たりはよい。臭みはなく、脂の甘さが効いていて、オリジナルなラーメンとしては結構いい線いっていると思う。
 ただ、個人的に気にくわないのが、店の雰囲気。無国籍な内装で、凝ってはいるが(最近見かける万豚記系とでもいうか)、店員が正装した女性だったり、丼が銀の皿の上にのっていたり、親切のつもりが、ラーメンを食う気を削ぐ結果になっている。これは小洒落たのが苦手な個人的問題なのだが、如何せん居心地が悪い(それこそ万豚記や天宝くらいやってくれると気持ちいいのに)。その所為で、女性客がただでさえ多いのに、ここ数年の池袋人気で、益々客が増え、いまでは店の中で待てない状態にまでなっている。
 ちょっと値がするし、雰囲気嫌だし、待たされるじゃ、他行っちゃうんだよな。旨いだけにおしい。
【後日談】
 自分の味覚が変わったのか、それは自分で判断できないことだが、熟成の、あの芳純なこってり感・甘みが感じられなかった。ここまで行列店で、つくっている人間も違えばブレもあるのかもしれないが、ラーメンとしては高めの値段を払うのも、それだけの満足感を得られるスープだからと知っているがゆえ。とろみのあるだけのとぼけた味にしか思えなかった自分がいた。
 そして杏仁豆腐。こういうことを書くと営業妨害を覚悟でいうが、ガラスの破片が入っていた。こういう管理のなってなさが、味に響いていると、残念ながらそう思わずにはいられない。
ラーメン二郎@池袋 特徴; 豚醤・背・太
定休日 日曜 時 間 11:30-15/17-21時
最寄駅 JR池袋 住 所 豊島区南池袋2-27-17
【小¥600】
「○新」から変更、正式に二郎の暖簾分け(?)。店内にも三田本店の店主と握手している写真が。店内など殆ど○新といっしょかな。つけ麺はなくなっている。二郎の名を掲げられるようになると営業時間は短く、休みも設けるようになるのか!?
 なんて嫌みはともかく、○新に比べ確かに二郎テイストは濃厚になったかと。自家製麺かどうかはわからないが、歌舞伎町や小滝橋と同様に太さもイマイチで感触のダイナミズムに欠くかと。完全に好みの問題だが、甘いスープは個人的に好きだがここは甘すぎる。ダシの濃厚な甘みという感じではなく、だらしない感じ。臭いも味も基本的には二郎だが他とは一線を画す独特のテイスト。個人的には苦手。というのも量が多い。個人的に美味しく食べられれば然して気にもならないのだろうが。
 赤羽程では勿論無いが、結構な量だった。豚はなかなか。脂増しは背脂のブロック状のものが乗る。
屯ちん@池袋本店 特徴; 豚醤・背・太・こ・麺/脂可
定休日 無休 時 間 11-23時
最寄駅 JR池袋 住 所 豊島区南池袋2-26-2
【大中小¥600】
 ラーメンが大・中・小盛りそれぞれ均一500円という高コストパフォーマンスで有名な店。背脂も多いがしつこくなく、適度な甘味があって女性客も多い。背脂初心者にはうってつけで、こってりであっても飲みやすいスープは、背脂のイメージをいい(正しい)方向へと導くことに成功している。背脂未経験者の登竜門として人に奨め易い良店。店員も活気があって心地いい。
 ただ如何せん、ここ数年の池袋人気で、何処の店にも客が増え、情報誌などで紹介が多いからか、よい店に人が集まり、結果、光麺もここも、凄い行列店になってしまったのが少々残念である。埼玉の方は蕨店がお薦め。
【追加】
 600円に値上がりして、ここの良さが半減以下。今でも行列が出来ているのか。味の低下も悔やまれる。池袋に来てここでたべる意義が無きに等しい。蕨店がんばれ!
麺場七人の侍 特徴; Wスープ・つけめん
定休日 日曜日 時 間 11:00〜18:00頃(売切)
最寄駅 池袋8分 住 所 豊島区東池袋2-57-2
【つけそば¥700】03.6/11
 昨今レベルの高い店を排出し続けている大成食品関連の店。ここも大成食品のアンテナショップである麺彩房から独立。
 夢うさぎ同様、つけめんだけは自家製麺を使用。臭みがなく、もっちりとしながら粉の食感も味わえる逸品。柔らかめだが量が300g強出てくる。ついつい調子に乗って食べてしまうが、スープ割りを考えると辛い量。こういう店では事前にグラム数を明記しておいてもらえると有り難いのだが。
 つけ汁は魚介系もさることながら動物系が聞いていて、大勝軒系にみうけられるどっしりとした重さがある(最近は大勝軒直系よりもインスパイア系の方が重みはあるかな)。繊細な向きの強い麺にワイルドなつけ汁はバランスがいいのだが、如何せん辛味が強すぎてバランスを壊している。折角スープ割りでより節系のきいたスープをいただいても、なんだかもったいない気がしてならない。すっごくいい線いってると思うんだけどなぁ。。。
元祖一条流がんこ一六代目 特徴; 醤・あ/中間/こ・かりかり葱
定休日 日/祝/スープ出来悪休 時 間 18-24時
最寄駅 JR高田馬場 住 所 豊島区高田3-22-12
【中間¥700】
 がんこ発祥の地。創業時の味に近いというが、確かに他のがんことは違うテイストを感じる(そんなにがんこ食べてないけど)。
 強烈なしょっぱさではなく、多少マイルドな気が。そしてチャーシューがとろける系ではなく、結構しっかりとしたジューシー系。
 個人的にはがんことは相性が良くないというか、「好き!」って感じではないけど、ともかく、いくつかの店でもやっているカリカリ葱にはハマッた。これは食感・風味ともにツボ。これは通いか!?とも思ったが、カップルばかりの行列を考えると減退。なんで、よりによってがんこにアベックで行くかね??もっと入りやすくて明るい店いくだろぅ、フツー??? 支店データ
ホープ軒本舗@大塚 特徴; 豚醤・細・ホ
定休日     時 間    
最寄駅 JR大塚 住 所 豊島区北大塚2-14-8
【中華そば¥550】
 いくつかあるホープ軒本舗のなかでも薄味なほうかと。やや白茶っぽい豚醤で、表面に透明な脂が浮くという定番スタイル。まずくはないが、如何せんこの薄さでは、スープを飲んでも腹がタプタプしてしょうがない。旧ホームラン軒である吉祥寺の方が俄然おいしいです。
支店データ

手打ち麺処あ・うん 特徴; 醤/塩・鯛/つけ・あ
定休日 日曜 時 間 11-22時
最寄駅 各線池袋 住 所 豊島区池袋3-6
【鯛ラーメン¥600】
 活魚料理店が出したラーメン店。その活魚料理店の鯛骨を使ったラーメンが食べられるとあって行ってきたが、かなり鯛骨の臭いがでていて、魚の生臭さがダメな人には少々きついかもしれない。でも嫌な臭さではなく、むしろ良い香りくらいに感じられた。いやむしろエビワンタンのエビがプリップリでこっちのほうが気に入ったくらい。値段が気になったが、充分にコストパフォーマンスが良いといえるでしょう。
 どうもメニューを見ると通常メニューも値下げしたらしく、経緯は知らないが不審に思ってしまうほど安い。
 で、麺は普通の細目の麺だが、手打ちというだけあって、柔らかめでもへたらないでおいしく戴ける。でも、つけ麺の太めの平麺がお奨め。何故かつけだけは800円と普通と比べても高い(???)。ごま油のような香ばしいコッテリ感と濃厚な醤油スープは結構オリジナリティがあって、非常に気に入った。半熟卵もおいしい。が、スープ割りを頼むと何故か白濁して帰ってきた。一口啜ると……豚骨ラーメン?? 実に薄くて凡百の豚骨スープという感じで非常に残念。ある意味面白いので試してみる価値はあるかもしれないが、個人的にはスープ割しないで飲みほせばかなり満足度が高かったなと。
 あと、女性にはサービスでミニあ・うん豆腐がつくが、知らないで普通のあ・うん豆腐をオーダーしても忠告してくれない。途中で気づいたが、気づかなければアンニンがミニと一緒にもう一つくるところだった。おいしいらしいので(ブルーベリーは味が強すぎて余計?)ひとつより多めに食べたければ問題ないが、スープ割りといい、なんだか全体的にいまひとつ抜けている店という印象を受けた。ポイント、ポイントはかなりいい線いってると思うのだが……
元祖環七土佐っ子 特徴; 豚醤・背
定休日 無休 時 間 11-5時
最寄駅 JR池袋 住 所 豊島区西池袋1-39-4
【土佐っ子ラーメン¥750】
 旧土佐っ子@ときわ台に近いときいていってみたが、佇まいはただの中華屋。ラーメンも醤油だ味噌だと有り、カウンター席ばかりで、行ったときはサラリーマン数名がビールを飲んでくつろいでいた。まあこの程度のことはよくあることだし、ラーメンを食べてみたから判断しようと思ったが、如何せん、旧土佐っ子@ときわ台を食べてから2年近く経つ。んん??である。
 確かに麺はつるや製麺だが、妙に角い。もっと丸みがあって、芯がある感じじゃなかったっけ? スープもよくかき混ぜてみるが、そこに全然タレが沈んでない。ちょっとは甘味があるが、旧土佐っ子の背脂との甘さには遠い印象。やはり記憶は美化されるのか、これでは正確な判断ができないの。しかし、いえることは、現段階のこのラーメンが、今の自分いとってどうか、ということであれば、完全に×。
 営業時間をかなり長くとっているが、それでも客の入りは良くなさそうで、だれた店員の態度に、味が反映されている気もした。気の毒な話ではあるが。
ばんかららーめん 特徴; 豚醤背/豚・こ
定休日 無休 時 間 11-1時
最寄駅 JR池袋 住 所 豊島区南池袋1-17-3
【とんこつらーめん¥600(替200)】
 最近の池袋、特に東口のここ数年の人口の増加はまったく酷いもので、御飯時になると、どの店も客で一杯で、店舗数と人工の比率が合わず、常に店のキャパシティを越す飽和状態になっている。雑誌で取り上げられることも多く、ことさら人気店は長蛇の列を助長させる結果となる。しかし、反面大したことのない店でも、キャパを越えて列が出来てしまっている店がある。それがここ、ばんからで、この一角では光麺につぐ行列を誇っている。
 最近よく紹介されている店だったので入ってみたが、脂が多いというだけで、旨さというものが感じられない。これで行列が出来るのだから、池袋で商売するのはチョロイなんて思ってしまった。メニューは主に背脂のばんかららーめんと、白濁細麺のとんこつラーメンの2系統。とんこつしか食べてないので、評価はばんかららーめんを待ちたいが、とんこつらーめんだけでいうなら間違いなく耶馬渓である。池袋で飯を食うなら西口にしましょう。
特徴;
定休日 無休 時 間 11:00〜15:30/17:00〜21:00、日祝11:00〜18:00
最寄駅 池袋8分 住 所 豊島区東池袋1-31-16
【つけめん¥700】02.12/28
 ウディな間接照明の、まるでバーのような佇まい。「渡なべ」などのフードプロデューサーとして今や飛ぶ鳥を落とす勢いの渡辺樹庵氏プロデュースの店。「渡なべ」が話題になった後に出来た店で注目度は高かった。店に入っても、「なるほどねぇ〜」の連続だったが、店長とおぼしき方が、おっちゃんで、どうも雇われマスターという印象がぬぐえなかったのが妙に記憶に残っている(店がプリセットされすぎているからだろうなぁ)。
 味もかなり「渡なべ」ライクなものということで、なるほど、ザラザラなまでの舌触りの節系ダシ、極太メンマ、まさに「渡なべ」。しかし廉価版という印象がどうもつきまとってしまうのは、印象というレベルだけがコピーされているんじゃないかなぁという点。節系のザラザラと動物系の脂分でどろどろしたスープなんて、そんだけの割りにはダシが出ていないというか、どうもすっぽ抜けているような。それになによりきになるのがショッツル臭さ。魚醤(ナンプラー)とか入っているのかどうかは知らないが、食べても食べてもぬぐえない魚醤っぽい臭さ。スープ割してもまだ拭えない。麺も具もどれもパーツは悪くないのに、どうもこの魚醤のような臭さが個人的に駄目で、好きになれない。う〜む。
【らーめん¥650】03.9/23
 気になったので再訪。今度はらーめんにしてみたら、殆どしょっつる臭さは感じられなかった。つけめんでもそうなのかわからないが、結局、臭わなくても、どうもしっくり来ず、重みのあるスープはらーめんだと量がある分、後半かったるくて飽きてしまった。悪くないんだけどなぁ。。。本当。
こもれび亭 特徴; 豚醤
定休日 日曜 時 間 〜23:00
最寄駅 大塚1分 住 所 豊島区南大塚3-53-3
【旨み黒そば¥600】03.2/25
 木を基調とした、かなりリサーチしましたという感じの外観。いわゆる“そそられる”というヤツですが、店内に入ると店員とのギャップに正直驚いた。若い兄ちゃんと店主らしきおっさん。失礼な話だが、どうみてもおっさんの趣味とは思えないインテリア。しゃべりながらラーメンを作る姿に、参ったというよりも、雇われ店長に漂う哀愁にも似たやるせなさを感じた。TVでは成功を夢見て厳しい修行に励む中年の姿をよくみかけるが、成功のために流行のデザインで客を取り入れようと考えるのは自然なことなんだろう。でも、「趣味じゃねぇなぁ」というつぶやきが厨房から聞こえてくるようで、やるせない。
 出てきたラーメンも、豚骨醤油で脂っこくなくバランスのいいもの。ワカメが余計だったりチャーシューが薄くて冷たくて臭ったりするが、もうそういうことはどうでもいいというか、あまりにソツの無い、無難かつ最大公約数的なつくりに、涙が出てきそうになる。
 自分にとっては、ラーメン店、特に厨房は店主の趣味の、まさに己の空間であってほしい。

追悼!閉店してしまったラーメン屋
極麺王 特徴; 醤・背脂・極太麺 閉店
定休日 火曜日 時 間 11:30〜14:30/17:30〜21:00
最寄駅 巣鴨3分 住 所 豊島区巣鴨2-15-1
【ラーメン¥650】03.10/19
 チルドの生麺がまず始めにあり、それを店舗にしてしまった。有名店のカップラーメンは現在多くあるが、その逆バージョンである。TVチャンピオンでラーメン王にも輝いた立石憲司のプロデュース。5人の製麺所オーナーによる「東京らーめんのれん会」とチャンプ立石氏とのコラボレートだそうな。
 店は以前「髭超」のあった場所。巣鴨ラーメンが移転してしまった矢先、千石自慢ラーメン白山ラーメンと背脂三連星を補完するかのように登場したというのがなんとも興味深い。前の三連星はフェイスも非常に似通ったものを持っていたが、ここはジロリアンとしても有名なチャンプ立石のこと、実に二郎ライクな見た目。しかし味は左に非ず。ブン!と苦味が鼻につく感じは全くないが、動物系と微妙な兼ね合いで脇を固める魚介スープが面白い。魚介らしさを極限まで殺しながらも、スープの独自性にしっかりと足固めをしている。動物系もべた付かず、細かめの背脂も浮いているにも関わらず、しつこかったりべた付いたりする感じが全くといっていいほどない。重さやかったるさがないのに、ダシはしっかり出ているというなんとも不思議なスープ。
 そしてここのもっともキャッチーな要素、麺。6番刃らしい切刃で、まさに超極太。茹で時間に8分を有するが、モッチリと仕上がり、しかも胃に重くならないで、するするたべられる。太い分、麺の数自体は少ないので、200g近くあるというのが嘘のよう。
 見た目も量があるように思えたが、麺もスープも全然もたれることなく食べられた自分に驚いた。茹で時間もかかることだし、ここは今のうちに食べておいた方がいいかも。
http://219.160.171.125/ramen/index_gokumen.htm
かめや 特徴; 豚・熊・熊本こむらさき系 閉店
定休日 無休 時 間 11-24時
最寄駅 JR池袋 住 所 豊島区西池袋1-20-2
【熊本ラーメン¥600】
 熊本の名店「こむらさき」で修業した方の店。父親が隣でスナックをやっているのだが、暇になるとこのラーメン屋の前で息子のために客寄せをしている(つーかいつもいる。逆効果だがほほ笑ましい)。味はこむらさきを受け継ぐ熊本ラーメン。白濁したスープは香ばしい。抜群とはいわないまでも、そこそこの熊本ラーメンが食べられる。場所も便もいいので、試すには恰好。
味商人 特徴; 醤/み/塩・太・小林製麺 閉店
定休日 不定休 時 間 11:00〜15:00/18:00〜03:00
最寄駅 JR池袋 住 所 豊島区池袋2-12-1
【とんこつ正油¥670】
 味噌ラーメン(¥700)が売りの小林製麺のお店。最近オープン(01.3/14現在)のお店の割には最近流行のラーメンという感じではない。
 とんこつでとったスープはちょっと薄い感じでは在りつつも、適度に甘く、北海道らしい炒められた野菜と相まって独特の香ばしさと甘さと旨みがある。店内も素っ気無く、最近紹介された雑誌などを見ていかれたらアレ?という感じかも知れないが、もちもちっとした小林製麺にある種の懐かしささえ感じた。今となっては斯様な味さえ過去になるのか。
 味噌が苦手なので正油にしたが、それでも充分に楽しめた。なかなかおいしいです。
らうめん○新 特徴; 豚醤・背・太・?・→二郎@池袋
定休日 無休 時 間 11-23時
最寄駅 JR池袋 住 所 豊島区南池袋2-27-17
【ラーメン¥600】
 新宿の二郎出身の方の、二郎を看板に出さない店。しかしスープ、麺ともに二郎臭がプンプン。つけめんまである。二郎麺でつけめん!?などと期待してしまうが、ライト系二郎の分家で二郎テイストはかなり薄め。つまりガツン度のかなり低い背脂醤油ラーメンといったところか。ちょっと変わった背脂系だと思えば。きらいじゃないけどリピートは…
寶軒 特徴; 醤・あ・手打 ⇒閉店
定休日 月曜 時 間 11:30-14:30/17-20(土日祝11:30-18)
最寄駅 都電鬼子母神前 住 所 豊島区南池袋3-3-11
【ラーメン¥450】
 梅もとに3度ふられ、ここ寶軒にも2度ふられ、こちらは三度目の正直で食べることが出来ました。正直、雑誌掲載を記した暖簾や、中華屋的メニューの多さなど、不安材料がいっぱいあったが、食べてみて……完全に裏切られました。
 オーソドックスな醤油ラーメンと見せかけて、それぞれのだしの素材が微妙に且つ複雑に絡み合って、なんといっていいかわからない小粋なスープに出来上がってる。手打ちの麺は二郎麺のように、太さにバラつきがあり、ところどころだまになっているが、これはヒタヒタに浸して食べるほうが好み。そして、チャーシューが少々片目で歯ごたえがあって肉厚でうまい。個人的にはチャーシュー麺がいち押し。
 雑司ケ谷という土地に見合った、路地裏の名店かな。近所の常連とおぼしきオッチャン連中は、こぞってデラチャン(DXチャンポン)を頼んでます(ワンカップワインを飲んだりもしてる)。イカしてます。

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