東京都区内/杉並

=しょうゆ =みそ =とんこつ =あっさり =こってり =細麺 =太麺

決定!杉並区の1オシ!!ラーメン
丸長 特徴; 醤・つけ
定休日 水曜日 時 間 11:30〜15:00/17:00〜20:00
最寄駅 JR・丸ノ内線荻窪3分 住 所 杉並区荻窪4-31-12
【つけそば¥650】03.6/17
 丸長・東池袋大勝軒系の総本山。しかし噂通りの小体の中華屋。厨房に沿った長いカウンターとテーブルが3つだけ。
 逆輸入であるはずのつけそばがおすすめメニューに。こちとらそれを食いに来たんだと迷わず注文。しかし、なかなか出てこない。夕方のニュースバラエティの時計に30分の経過を知らされたとき、流石に厨房を見た。オヤジは悠々と作業をしていたが、茹でている最中でなんとも手持ちぶたさ。オーダーを忘れているのかとも思ったが、店内は満席だし、お土産待ちも先ほど出ていったばかり。自分の前に入店した人の分も来ていない。で、やっと麺あげが伺えたのだが、かなりの麺の量(一人分は少なめでおそらく200g強くらいか)。4人分くらい一度に作っていたようだ。家族経営と思しきアットホームな店内では、新聞や週刊誌でも読みながら気長に待つのが正解のようだ。
 出てきたつけそばは案の定相当にやわやわ。しかしその中太のもっちりした麺は寧ろ望むところ。わっしゃわっしゃムシャムシャと掻き込む。口の中でぐちゃぐちゃになる、ならではの醍醐味。東池袋の大勝軒でもそうだったが、はじめは硬めの麺が多い昨今にあって、面食らう柔らかさだが、これが不思議と癖になってくる。で、その麺を受け止めるスープは真っ黒。それもそのはず、ただでさえ黒いスープに黒胡椒の粗びきが縁に溢れるほどかかっている。丸長といえば辛さと酸っぱさの加減だが、ここは酸っぱさがどこかへいったように辛い。でもそれがいやな感じじゃなくて、柔らかい麺をむさぼるには少なめのスープだからピッタリ。ちょっとつけて食べる感じ。
 スープ割りが変わっていて、熱いから麺の乗っていた皿の上にスープの椀をのせ、オヤジのところへもっていって入れてもらう。スープを入れると大分おとなしくなるので、物足りない人もいるだろうが、そのままだとやはり辛すぎる。
 ここならではのダイナミズムが味わえる貴重な店だが、是非時間にゆとりをもって行って頂きたい。
御天 特徴; 豚・細・こ・長浜
定休日 月曜日 時 間 11:30〜14:30/17:00〜03:00
最寄駅 西武新宿線下井草6分 住 所 杉並区井草1-29-3
【ラーメン¥630(替¥130)】
環七の行列店として一世を風靡した、なんでんかんでんで修業した方の店。なんでんかんでんは今では一時期の活気はなく、ちょっと薄いものになってしまったが、この御天はその全盛期の、コッテリとしたくさい味わいが健在である。なんでんかんでんもそうだったが、まず、店に近づくだけで臭い。入るともっと臭い。この臭みがたまらないのだが、臭いだけが芸じゃない。豚骨100%のスープは実によく炊かれ、深いコクを出している。実にいいラーメンだ。九州ラーメン特有の細いストレート麺もなんでんかんでん同様博多から空輸されてくるもので、クオリティは保証つき。硬さも要望に応じてくれる。都内で食べるということでいえば、間違えなく長浜ラーメンの優良店。よいラーメン。
【追加】
ひさびさに覗いたが、とても旨い。一時期、味の低下に憂いたが、どうもこちらの体調のせいかもしれない。まあ、長浜ラーメンはスープの安定が難しいと聞くから、水っぽくなるときもあるだろう。なんにしても一安心。皆さま、気遅れすることなく、近くにお寄りの際は食べてみてください。旨い長浜ラーメンはここにあります。しかしいまのところ、代々木が一番好きかな。

ここにも!杉並区に是非よって食べたいラーメン
ひごもんず 特徴; 豚・熊・角煮
定休日 無休 時 間 11:00〜01:30、日祝〜0:00
最寄駅 JR西荻窪1分 住 所 杉並区西荻北3-19-13
【ラーメン¥600】
最近元気のない熊本ラーメンにあって、一筋の光明を見出してくれる店。スリーミー且つ香ばしい熊本ラーメン独特のスープはクオリティ高し。表面にニンニクの混ざった脂が浮き、ニンニクチップがなくても充分な香ばしさを保っている。脂は少なめだが、あっさりと飲めてしまうスープは、実はとても高密度で、コクがぎゅっと凝縮されているから、下手なコッテリスープより満足度は高い。麺はデフォルトの太麺の他に細麺が選べる。太麺しか試していないが、太いといっても中細で、加水率が低く、スープにあう。売りは角煮で、柔らかいが適度に歯ごたえがあってうまい。大きめの角煮が200円を足すことで三個も乗るのを考えると、コストパフォーマンスはかなりよい。個人的に評価したいのが角煮のタレ。というのは角煮にタレがかかっていない。某がらラーメンのように角煮のタレがスープと殺し合うことは多いが、ここはそれが全くなく、トッピングとしてマッチしていて、且つ肉を感じさせるものになっている。平井にも支店があり。
創家 特徴; 豚醤・こ・太・家系・角煮
定休日 月曜日 時 間 19:00〜03:00
最寄駅 JR高円寺7分 住 所 杉並区高円寺北1-4-10
【並¥600】
最近めっきり元気のない(思いっきり主観だが)環七にできた本牧家の暖簾分け。一時主人のケガで営業を停止していたが、復活。家系としては豚骨の割合の多い、こってりとしたスープ。つい先ほどチャーシューを改良し、家系にしては珍しい具の懲りよう。肉厚のロースタイプ。これだけだと結構おいしいと思ってしまうが、ここは角煮も出しており、当たり前だが角煮とチャーシューの差が大きい。正直肉厚でもチャーシューの臭さがネック。具に凝っているだけに惜しい。麺はもちもちで合ってる。都内でも有数の家系ではないだろうか。
春木屋 特徴;
定休日 水曜日 時 間 11:00〜21:00
最寄駅 JR・丸ノ内線荻窪3分 住 所 杉並区上荻1-4-6
【ラーメン¥750】
元祖荻窪ラーメンの店。東京ラーメンの定番の味と聞いていたので、あっさり醤油味で脂の全くないものを想像していたが、予想は多いに覆された。表面には透明な油が薄く層を成しており、スープも煮干しと鰹のダシが前面に出ていてコクがある。煮干しと鰹は匂いが強く、正直面食らった。しかしクドさはない。スープは熱めで、デフォルトでもコショウが多少きいているためか、舌を刺す熱さを覚える。自分は辛いのが苦手だからきになったが、全く問題ないレベル。充分においしいスープを堪能できる。スープ以上に特出すべきは麺で、二階でつくられるという自家製麺は、ちりちりの縮れ麺。中太といったところか。決して黄色くはない。この麺が実にうまい。スープに本当によく絡む。麺を食べてスープのうま味を実感するのはこれが初めてだ。この麺にしてこのスープ有り。脂も麺によくのる。麺を食すために全てが整っているという感じだ。厨房もカウンターと同じ高さで好感が持てる。湯きりの麺が手にかかりそうだったが。店員も気さくで実に欲目が行き届いてる。味、サービスともにその名を汚さないハイレベルなものになっている。

LOVE・・・さりげなく、極個人的に好きなラーメン
該当店無し

まだまだある。町のラーメン屋さん
ばりこて 特徴; 豚・細・こ
定休日 月曜日 時 間 11:30〜15:00/18:00-22:00
最寄駅 丸ノ内線東高円寺5分 住 所 杉並区高円寺南1-30-15
【ラーメン¥600(替¥120)】
成瀬から諸事情により高円寺という新天地へ移転してきた博多ラーメンの有力店。実は休業して直ぐ成瀬で振られるという苦い経験があるので、近くなって正直とてもうれしい。さっそく食べに行ったのだが、正直、大絶賛!という気分にはなれなかった。確かに、丁寧に作ってあり、濃度もあるしとんこつの旨みも実に感じられる。麺も硬めで、生でも食べさせてもらえる(これはなかなか面白い経験をした)。しかし、しかしである。味付けが濃いのだ。こればかりは好みの問題だし、寸胴を新しくし、スープがなじんでいないので移転先の公表を遅らせたことによるものでもないことも確かだ。つまり、多くの博多ラーメン店で口にする味なのだが、これがどうも好きでない。濃麻呂で感じたのと同様のものだ。どちらも宝フーズであるし、そのためともいえなかないかもしれないが、これらより数段できが悪いとんこつラーメンにでも、ベースの味としてよく感じるのだ。ただ、ここばりこては、本当によくできてると、身体でヒシヒシと感じるので、とても残念だ。店の味が云々というより、100%楽しめない自分が悔しい。
中華徳大 特徴; 醤・背
定休日 日曜・祝日 時 間 11:30〜14:00/17:30〜21:00
最寄駅 JR・丸ノ内線荻窪4分 住 所 杉並区荻窪2-13-6
【らーめん¥580】
荻窪ラーメンにしては背脂が浮かぶ特異タイプ。しかし煮干しの風味の強い醤油ダシはなるほど荻窪ラーメン。確かに多少のこってり感は出していつつも、あっさりと食べられるのだが、甘味も感じなかったので、背脂の必然性があまり感じられなかった。寧ろ少々酸味すら感じる。店内はラーメン屋というよりは中華屋の風情で、有名ラーメン店というイメージに縛られることなく、ラーメンが楽しめる。銀スプーンのようなレンゲは軽く出来ているが鉄臭く感じ、熱そうだしマイナス。
八麺六飛 特徴;
定休日 無休 時 間 11:00〜02:00
最寄駅 丸ノ内線南阿佐ヶ谷1分 住 所 杉並区阿佐ヶ谷南3-6-2
【ラーメン¥600】
佇まいは木目調で統一され、小奇麗な感じで好感を持つが、中に入ると結構飲み屋っぽい雰囲気も。ちょっとコ汚いかな。頼りなげなおじさんが一人で切り盛りしていて、他に客もいない。少々気を削いだが、らーめんを注文。結構丁寧につくってくれて、見た目にもおいしそうだ。のりはすぐスープに馴染んでしまい、家系に慣れた身としてはイマイチだが、スープがいい味だしてる。あっさりな口当たりだが、複雑で微妙に濃厚で、すすった後に来る煮干しの匂いと味が絶妙。飲んでいると、微妙に生姜も効いていて旨い。麺は縮れの細麺で、本当にツルツルでシコシコといった感じ。下手すればぐちゃっとしちゃいがちな縮れ麺が多いが、ここはイイ。玉子も味が良く染みこんでいで、おでんの玉子のような風味がナイス。ただ、チャーシューが厚めで柔らかいのに、ぱさついているのは×。でも、風味が非常に良く、シコシコの麺は十分堪能できます。
ラーメン峰 特徴; 豚醤・細・角煮
定休日 月曜日 時 間 11:00〜15:00/17:00〜24:00
最寄駅 JR高円寺8分 住 所 杉並区高円寺北1-17-8
【ラーメン¥550(替¥100)】
高円寺で環七沿いにある人気店。角煮ラーメン(900円)が人気で、日に2回つくるという。角煮がたくさん載り、ボリューム満点(麺は通常の約1.5倍)。チャーシューはチャーシューメンとラーメンでは全く違うと聞いて、チャーシュー麺を頼んだが、脂身は少ないが、確かに柔らかくてうまい(脂身希望者は角煮をお薦めする)。聞いたところによると、角煮やチャーシューは出来にばらつきが激しいとの事。で、肝心のスープはというと、確かにコクがあって、豚骨のくさ味を消しているが、なんかイマイチ。魚介系の(カツオ節だと思う)臭いがこの豚骨スープに合うと思えるかどうかで分かれるかと。長浜ラーメンを東京風にアレンジしたといわれているが、これの何処が長浜ラーメン?という感じ。麺は細麺のストレートだが、加水率が高く、柔らかいので、長浜ラーメン特有の加水率の低い細強い麺とはだいぶ違う。スープもタレの色が強く、茶色い単なる豚骨醤油色。むしろ、これはこれ、豚醤として食べるのがいいかと。それにしても具の多さがバランスを悪くしている。はっきりいって、旨いチャーシューもしまいには飽きる。決してまずくはなく、おいしいラーメンだと思うが、それほどでもなく肉のうまさに助けられている。でも妙なコクには確かに引かれるものはある。旨い肉が食いたい人は是非。店主のだんなも控えめで、おかみさんも気さくでいい人。ところで、ここで替え玉する人いるのだろうか??

追悼!閉店してしまったラーメン屋
旭龍 特徴; 醤/み/塩・旭川・加藤製麺
定休日 火曜日 時 間 11:30〜15:00/17:00〜21:00
最寄駅 JR高円寺2分 住 所 杉並区高円寺南3-45-11
【正油ラーメン¥700】
二度目の旭川ラーメンだったが、魚介系の香りにも慣れ、おいしく戴けた。麺も加水率が低く旨い。とにかくスープが味わい深い。ついついそれなりの量のあるスープも飲み干してしまう。これがFCというのも驚き。ただ、最初に食べた旭川が好(KOO)だったからか、臭いの弱さ、麺の細さ、脂の量、どれをとってもイマイチ感は否めない。好(KOO)は正直きつかったが、この旭龍を食べてしまうと、そうでもないような気もしてきた。他の旭川との比較待ちかな。ぺーぱんも食べてみたくなったし、再び好(KOO)も食べてみたくなった。とにかく、個人的には麺が○。チャーシューも、ちょっとハム系だったが、厚くてジューシーで旨い(しかも2枚)!