東京都区内/文京区

 =しょうゆ =みそ =とんこつ =あっさり =こってり =細麺 =太麺

 
決定!文京区の1オシ!!ラーメン
CHABUYA JAPAN SIORAHMEN BRANCH 特徴;
定休日 日曜 時 間 11:00〜15:00/18:00〜23:00
最寄駅 有楽町線護国寺3分 住 所 文京区音羽2-2-2
【塩らぁ麺¥700】04.3/10
 一昨年末に本店で供された1日限定メニューの梅塩らぁ麺があまり好みではなかったので、こちらの塩専門店が出来たと聞いてもあまり食指が伸びなかった。この1〜2年の本店のスープのブレの大きさも起因していたのだろう。しかし・・・
 驚愕といっては大げさだが、かなり魚介(特に煮干)の効いたガツン度の高いスープ。ラードもかなり層をなしコッテリ感があるが、濃厚ダシと塩ダレがただしつっこいだけじゃなく奥行きを持たせ最後まで飽きさせないつくりにしている。量がさほど多くないからか、バランスがいいのか、濃厚なもののせめぎあいのような内容ながら食べやすいというのはビックリ。
 麺も本店より細め。しかしスープがけっこう熱いせいもあってか、もう少し硬めで粉っぽさがあったほうが、自家製麺の醍醐味があるかも。でもそうすると、濃厚アツアツスープではすぐへばっちゃうかも。あと、バラチャーシューもたまたまか脂身が多く、このスープにはToo much!
 器が小さい割にはでかいレンゲ。場所柄の客層をみての判断か、一度麺をレンゲに乗せるとこれが実に収まりがいい。熱いからこういう食べ方もアリなのかも。
 店の感じが狭いというのもあって暗めで大人の和の空間。まぁ最近あるモダンでレトロみたいな感じではあるが、どうみても子供には入りづらい。しかしたまたまか小学生と思しき女児の集団と、中高生と思しき3人連れで店内はいっぱい。店の雰囲気に圧されて静かにしてくれればいいのだが、しゃべるしゃべる。うるさいなぁと思う反面、自分がもう若くみられないことを痛感した。別に小さいうちからこういう味に親しみのはいいと思うが、空気を読んだりするTPOの学習をきちんと親や環境がすべきということを実感した。客だからってどこにいっても同じ態度の輩が大人でも非常識な行動をする場面を目にしるが、こういう子供がこのまま大きくなるとああなっちゃうんかなぁと思うと、悲しいものがあった。
神名備 特徴; 醤/塩・あ
定休日 月・火曜 時 間 11:30〜15:30、土日12:00〜15:00/18:00〜21:00
最寄駅 JR西日暮里/千代田線千駄木12分 住 所 文京区千駄木4-21-3
【神名備そば¥800】
 千駄木の塩の名店。千代田線で行くと、大喜のある湯島と2駅しか離れてないので、塩モードの時はめちゃめちゃ悩む。しかし、神名備はここ1年で1週間のトータル営業時間が24時間と、殆ど開かずの店と化してしまったため、神名備が空いている時間は否応なくこちらが優先される(しかも短時間に客は集中し、開店すぐ以外はまず並び)。
 で、ここは大喜よりももっと透明度の高いスープで、まさに洗練された塩といった感じ。具も最小限に抑えられているところにも気概が感じられる。しかしここも決して味が薄いわけではなく、むしろ味がクリアーというべきで、塩だれ、だしの味が(その味そのものは複雑で素材はよくわからないが味わいが)ストレートに伝わってくる。それだけに表面に浮く脂もしつこくないのだがはっきりと味わえるようになっている。だから下手な豚骨醤油ラーメンよりも脂がしっかりと感じられる。ある意味こってりらーめんとも言えるかもしれない。
 店内には初めての方には分かりづらい味なので、神名備そばの注文を控えるようにとの但し書きがあるが、リピーターのふりをして是非、神名備そばを堪能するのもいいかもしれない(自分はそうしました…)。
【正式あんにん豆腐¥400】
 杏仁豆腐ってプルンプルンだけど寒天のようで、それをミルクの甘みで食べるもんでしょ?・・・というコンビニデザート的発想を根底から覆すもの。白く繊細な半球体の上に赤い枸杞の実が鮮やか。頼りなげに脆く、掬うと少々崩れてしまう程だが、控えめながら非常にナチュラルで香ばしい甘味が口一杯に広がり、纏わりつくようなキメの細やかさが舌を覆う。神名備そばと合わせると1200円と値は張るが、その日の他の食事を安く済ませても、これを食べれば一日幸せな気分になってしまう。
【神名備そば・正式あんにん豆腐】02.3/17
 日曜の夕方、開店から1時間程で5人待ち。いつもこの程度の並びで食べられるというのは本当に有り難い。やはりさほどメディア、とりわけTVで紹介されていないのが大きいんじゃないだろうか。相変わらず接客も心地よく、味も申し分ない。
【神名備そば・正式あんにん豆腐・マツタケおむすび】02.10/19
 季節のおむすびという売切必至のメニューがあるのだが、季節柄、秋はマツタケ。この日最後の一個にありつけた。小振りながらそれなりにマツタケが入っていて、風味豊かで他の料理の邪魔をしない味付けと量で、流石としか言い様がない。神名備そばも杏仁豆腐も変わらぬクオリティで大満足。

ここにも!文京区に是非よって食べたいラーメン
柳麺ちゃぶ屋 特徴; 醤・背・揚げネギ・自家製麺
定休日 日曜日 時 間 11:00〜15:00/17:00〜23:00
最寄駅 営団有楽町線護国寺 住 所 文京区音羽1-17-16
【ざるチャーシュー¥800】
 下町荒川区からハイソな音羽に人知れず移転。移転のお知らせもなしに急に店を閉めたり、値上げしたりとどうも鼻につく。
 しかし支那そばやの小麦粉(ラ博に入る条件となった小麦粉)を使った自家製麺(店入って左側、タペストリーの奥に製麺スペースが!)はこれが、これまでのピロピロ麺と違って、以前のような柔らかさや安っぽさがなくなり、つけ麺にも何ら問題なし(といっても以前つけ食べてないが)。背脂が抑えられ、揚げネギもエシャロットになった。ただ、ざるを食べたので、そこら辺の変化がそう明確に感じられなかった(つけとラーメンは別物という感覚がつよかったため)。
 ざるは酢が結構きいたタイプ。醤油の風味がその酸っぱさと調和して、柳麺とくらべ結構麺があるが(つけめんとしてはちょっと少ない量かな)するする食べられる。が、スープ割してもそう濃さや酸っぱさは弱くならない(飲める程度では勿論ある)。にしても、普通のざるらーめんってないのかなぁ。
【ざるチャーシュー¥800】02.7/20
 この日は森住さんが製麺室で麺づくりしていた。ますますイチローに似てきた気が。TVチャンピオンの影響か、従業員が倍以上に増えていた。相変わらずのざるらーめんのクオリティに大満足。味の印象は変わらず。ただ、麺がよりきめ細やかに、つるつるとしていて食感がなんともいえない。スープ割りの際にスープだけでも飲んでみたが、ダシがなかなかに出ていて○。ちなみに麺は1.5玉。大盛りは2玉です。
【梅塩らぁ麺】02.12/30
 この日限りのスペシャルラーメン。ちゃぶ屋のしかけということで嫌が応にも期待は高まる。それぞれのパーツに凝った内容だったがどの素材も主張が強すぎて、どんぶりの中が非常にうるさいラーメンになってしまったなぁというのが正直な感想。特に炙った角煮状のブロックチャーシューからは脂が染み出しすぎ、梅肉の味がスープの風味を消し、肉にしみこんだワインと思しき酒の味が決定打。なに食ってんだかわかんなくなってしまうほど。酒臭い後味ばかりが尾を引いてしまった。洗練されることを望むが、どうしちゃったんだろう???・・・と思っていたら、塩ラーメン専門店がすぐ近くにオープン→こちら
【ざるチャーシュー¥800】03.4/19
 麺を日々微妙に変えているのだろうが、しばらく来ないだけで、フェイスすら変わってしまうもののようだ。だいぶ平麺タイプになり、粉の感じよりもプルンとコシの強い感じになっていた。麺の量も多く感じ、前のきめ細やかな粉の感じの味わえる丸めの麺の方が好みだった。スープ割りのダシもたまたまだろうか薄く感じた。
大喜 特徴; 醤/塩・あ
定休日 不定休 時 間 11:30-15:00/18:00-23:00
最寄駅 営団千代田線湯島 住 所 文京区湯島3-47-2
【とりそば¥800】
 とりそばしか食べていないが、いやはや絶品で、他のメニューを試そうと思いつつもついついとりそばをリピートしてしまう。
 澄んだスープはこってりラーメン好きには嫌悪されるかもしれないが、とり独特の甘味が存分に出ていて、むしろ濃厚ささえある濃度の高いスープになっている。逆に脂がはっきりと感じられるほどだ。そこにシャキシャキのネ細切りネギとカイワレが、適度な苦味を与え、甘味がよりいっそう引き立つ。チャーシュー代わりの鳥肉も柔らかで、とり尽くしでも飽きることなく完食できる。
 始めていったときは薄味のスープにだしのうま味を丁寧に味わいながら食べる、といった感じの出来だったが、その次その次と、こちらの舌が変化しているのか、それとも店の味が変化しているのか、鳥の味がはっきりとしたものになっている。毎回スープの印象が違い、よりはっきりしたものに感じ取れるのだ。実際、とりの味を全面に出るようにスープが変わっているそうだが、それゆえに毎度とりそばを頼んでしまう。
 しかし最近、ネギに一味らしきものがかかっているので、個人的にはいただけない。頼めば抜いてくれるそうだが。
【とりそば¥800】01.3/25
 一味はかからなくなっていたものの、今日のは温かった。ラーメンじゃないみたいにぬるい。最近こんな感じなのだろうか? おいしいだけに残念。
【後日談:TVの影響以後。02年1月】
 2002年の大喜はこれまでとは大分変わってしまった。味ではなく、営業自体。営業時間があてにならない。整理券制になり、食べる前に人のいない並びが存在する。つけ麺やとりそばなど、メニューが売り切れるケースが多い。行かれる方は気をつけたし。
【とりそば¥800】02.11/13
 一時の喧騒は収まり、整理券もなくなり、夜の19:30頃だと5〜10人並びで回転よく食べられる。久々のとりそばは相変わらずなのだが、来るたびに鶏ダシがインパクトを増す現象がさらに加速しているようだ。後日ものの本を見たところ、鶏を変えたようで、これまでとは違うタイプの濃厚なダシが出るようになったらしい。個人的にはなんだか旨みがtoo machな感じで、よくダシが出ていて凄いとは思うし、これはこれで十分すぎるほど美味しいのだが、個人的には前の方が全体のバランスとして好きな一杯だった。
【後日談:再びTVの影響以後。03年1月】
 前回1位となったTV番組が大晦日は紅白の裏で放映され、今回は2位だった。年が明けると、前ほどではないが再び列が並ぼうという気が失せるほどには延びていた。またしばらくすると落ち着くんだろうけど。
千石自慢ラーメン 特徴; 醤豚・背・太・こ
定休日 水曜日 時 間 11:30〜02:00
最寄駅 JR巣鴨 住 所 文京区本駒込6-5-4
【ラーメン¥520】
 豚骨醤油背脂のなかではパイオニア的存在。ここから背脂に目覚めた人も多いのではないだろうか。背脂の嵐。ひら麺の太麺。北池袋、巣鴨、鴬谷、王子と微妙な場所に展開。
 本店はちょっと背脂が多すぎるのでは。中でも王子店は……。食うなら本店か北池袋が安定しているかと。ともあれ、ここならではのちょっとジャンキーなラーメンは健在。たまにたべたくなるが、期待には応えてくれる。このまま続けていただきたい。
後日談
 04.9/20、リニューアルオープン。これで2度目かな。なんと席があります! 定休日が水曜になり、メニューに塩が加わった模様。ラーメンも550円になったらしい。終了時間も早まったようなこと言っていた。

LOVE・・・さりげなく、極個人的に好きなラーメン
支那虎 特徴; 醤・あ
定休日 日曜・祝日 時 間 11:00〜14:00/17:00〜22:00
最寄駅 営団南北線東大前 住 所 文京区向丘2-4-4
【ラーメン¥600】
 確か岐阜に同名のラーメン屋があったはず。オヤジギャグレベルというのはこういうことろで暴露されてしまうものなのか。つけ麺メインのちょっとしたラーメン屋風が、しかしラーメンは結構レベル高い。入谷拉麺本舗ライクなビニール暖簾が目の前の文京女子短大の学生を撥ねのけるのか、まさに男のラーメンワールド。ここでだまされてはいけない。週刊朝日に掲載されたらしく、切り抜きも張ってある。
 ラーメンはというとつけ麺系にある、醤油のキレのある魚介系ダシの鼻のつくタイプ。その味わいは結構濃厚で、予想外という点もあるのかも知れないが、これが旨いのだ。大きなバラチャーシューは縁が黒く焦げているが冷たくなっているのでマイナス。コシのある麺とスープのバランスは素晴らしいとまでは行かないまでも、かなりのもの。たしかに普通のラーメンかも知れないが、個人的には相当気に入った。ちなみにサッポロ製麺だそうです。
【つけ麺¥650】
 メインと思われるつけめんを食べる。つけダレは殆ど酸っぱさは感じられず、辛味も抑えられ、魚介系ダシの風味が効いていて、食べやすくも満足感がある。ただ、麺が平麺で、個人的に×。食感を楽しむ前に消化してしまう感じ。よってコシや歯ごたえを楽しめなかった。少々多加水でも食べごたえがやはりつけめんの魅力ではないかと。でも充分美味しいです。
【つけ麺¥650】05.1/20
 なんと麺が丸みを帯びた太麺に! これは嬉しい。つけ汁も魚介系の臭い(香りという感じじゃない)が鼻腔を付きながら、動物系が白濁していて甘みを感じる。いい意味で下品。といってもパンチが強いわけでもなく、バランスよく下品な一杯。たま〜に無性に食べたくなるが、この麺なら頻度も上がりそうだ。スープ割りも可。

まだまだある。町のラーメン屋さん
ふくや 特徴; 醤・あ・細
定休日 火曜日 時 間 11:30〜14:30/17:30〜22:00
最寄駅 根津2分 住 所 文京区根津2-15-15
【ラーメン¥450】05.2
 真新しい店内はまさに鰻の寝床という形容に相応しい。成人男性3人が3人横に並べるか並べないかという幅。テーブル席3つに壁に対峙す形のカウンター席ぎちぎちで8席。中華そばと看板にはあるが、メニューはカタ焼ソバやニラレバなどまさに中華屋。親子丼やカレーライスもある。フロア担当の女性の他、奥の厨房には2人、オーダーをせっせとこなしている。
 注文したラーメンは所謂昔ながらの中華そばというやつに見えなくもないが、実はちと違う。まず丼が小さい。量は標準的かと。スープの色は黒いのだが、所謂しょうゆ醤油していない。しょっぱいって感じではなく、若干ダシの甘さも感じる(恐らく鶏メイン)。表面のラードはかなり少なめで柔らかめに茹でられた麺は啜るというより噛むようにムシャムシャ食べられる。チャーシューは若干臭うものの、小ぶりながら厚めでよい。メンマやネギも嫌な味がしない。と、なにげにそれぞれのパーツが悪くない。
 浅草の来集軒のような泳がせて食べる中華そばというより、どことなく西日本、乱暴な言い方をすれば京都ラーメンのような、鶏と醤油のコンビネーションを微かに感じる。これで鶏がかなりしっかり取れていて、全面に出てきたら、メチャメチャ好みかもしれない。素材もよくてそれぞれのパーツが凝っているのに今ひとつピンとこない流行のラーメンより、なんとなく収まりのいい、腑に落ちる一杯かな。
白山ラーメン 特徴; 醤豚・背・細・こ
定休日 日曜・祝日 時 間 21:00〜4:00
最寄駅 都営三田線千石 住 所 文京区白山4-37-26
【ラーメン¥700】
 先ず、立ち食い、しかも外で食うというのがインパクトある。そういったスタイルは雰囲気や差別化ではなく、立地条件は勿論のこと、もともと屋台から始めた、その名残りであろう。
 メニューはラーメンのみ。この佇まいと一品勝負ということから容易に想像がつくのは、よほど自信があるということだ。その気迫に適うかのようにこのラーメン、兎に角旨い。この白山通りには背脂の豪快なラーメン店が多い。確かにそういった系統のものであるのだが、なかでも無闇なワイルドさがなく、醤油が強く、コクが強いラーメンに仕上っている。確かに凡百の背脂乗せただけのものと比べたらギトギトな方だと思うが、巣鴨ラーメンとは違う、醤油ラーメンとしての味わいがある。兎に角、背脂系といってもここだけの、ここならではの味として強烈なインパクトがある。
 細麺がそれに以外と合うのだが、案外麺がふやけるのが速いので、硬めをお勧めする。なお、営業時間が遅いので、注意。夜中車で寄るのがよいかと。もしくは勤め帰りに一杯。最高です。
【玉子ラーメン¥750】03.8/23
 開店1〜2時間は地元民よりも会社帰りのサラリーマン風がさっと立ち食って帰るという風景が目立ったが、この2〜3年、週末、金曜の夜など特に、車でくるアベックやら家族やらが多く、いままで余裕で座れたテーブル席が、まるでイス取りゲームのように座り食いが困難になってしまった。こういう客層ということは、当然回転も悪く、ラーメンが出来ても席が一つも空いていないという状況が増えた。
 しかもこの1年ほど、スープが熱くなっているように感じる。しかもヒタヒタになるほど量も多い。立ち食いには向かない。ちょうどそうなった時期からか、以前のオヤジさんより兄ちゃんが厨房に立つのが目立つようになった。自分が背脂のキツイ身体になった所為もあるだろうが、甘みよりもしょっぱさが立ちすぎ、結果脂が辛いラーメンになっている気がする。
 ちなみにデフォルトで玉子が入っているので、玉子入りにすると玉子2つです。
信濃神麺 烈士洵名(れっしじゅんめい) 特徴;
定休日 月曜日 時 間 11:00〜2:00(売切終了)
最寄駅 都営三田線春日1分 住 所 文京区西片1-15-6
【ラーメン¥650】04.10
 長野を中心に展開する笑楽亭グループというのがあるらしいが、その東京進出店とのこと。言われれば、系列店があるぞって感じの、良くも悪くも洗練されたたたずまい。リサーチができているような、こざっぱりとしているというか、できすぎているというか。しかしなかなかに黒を貴重としたシックな外観で、そそられるものはある。
 麺が大麦焙煎麺と黒小麦麺から選べる。もちろん食券機横に薀蓄表示はある。名前の響きに引かれ、大麦焙煎麺で注文。一応一見にはこちらを勧めているようだ。さっそく食べた感想だが、太めで黒くくすみ、ゴツゴツとした食感で、かなり好み。思いのほかボソボソじゃないので、好みが分かれる感じではないのだが、個人的にはもっと粉っぽいものを食べたい気がする。
 スープは純白の器に輝く黄金色。なんだか淡く味気ないように思われるが、かなり旨みは強い。節系メインのトリプルスープでいろいろな素材が使われているとのこと。なんだかダシの旨みが渾然とした状態で、まとまっているようで、まとまっていないような。全体の味の印象としては薄いが、飲み応えはあるスープ。
 具は柔らかくジューシーなチャーシューと笹切りネギが、味の強いスープにあっていて印象的。そしてエリンギ。面白い取り合わせで、コリコリとして食感もよく、キノコ系の汁の影響でスープの印象も変わってくるから面白い。
 しかしながら、思いのほか表面のラードが多く、全体的な味が強いのも手伝って、後半かなりかったるい。器が途中から急に底が深くなっており、飲みづらく、食べ始めと終わりの印象のギャップが激しい。値段もそこそこ取るし、後味が悪いしで、最初の好印象もぼけてしまう。麺はいい線いっていると思うので、シェイプアップされることに期待!
火の国らーめんてっぺん 特徴; 豚・こ・熊本
定休日 無休 時 間 11:00〜23:00(土休〜22:00)
最寄駅 各線飯田橋 住 所 文京区後楽2-3-11
【ラーメン¥600】
 よくある熊本ラーメン。というと食指が伸びなかろうと思う。自分もそうだった。ちょっとしたことで食べることになったのだが、これが、あなた、そんなに邪険(失礼)にするものでもない。
 意外に旨いとはこのことで、よくありそうな熊本ラーメンでありながら、それなりのコクもあって、あれよという間に完食。ニンニクチップは始めから微量ながらかかっているタイプ。風味漬けという感じか。麺も標準。ちょっと太めか。そう硬くない。店内は木目調で、昨今よくある感じで、面白みに欠くし、チャーシュ−も硬くて×(まずくはないが脂の旨みはない)だが、ちょっと食うには旨いんじゃないでしょうか。

気合ラーメン 特徴;
定休日 月夜/土日祝昼 時 間 11:00〜14:30/17:00〜03:00
最寄駅 三田線千石4分 住 所 文京区白山4-37-23
【醤油ラーメン¥350】04.09
 白山ラーメンのスグそばにある似たような外観のお店。3人がやっと入れる立ち食いカウンターがあるだけで、これまた白山ラーメンと同じように外に2つほどテーブル席がある。
 こうなると背脂を期待してしまうが、しかし出てくるのはフツーの醤油ラーメン。350円という値段を考えれば当然か。メニューは豊富だが、値段を考慮すると、ベースを変えずに混ぜものでヴァリエーションをつけているのだろう。
 味はこれまたフツーの醤油ラーメン。ジャンキーながらダシ系の甘みがあり、これで350円ならいいかと思わせてくれるが、こっちは完食派。飲み進むにつれ、いや飲み終わってからさらに、ダルさが累乗的に押し寄せてくる。先のダシ系の甘みは、ジャンキーという印象からも察せられるように、ナチュラルなものではなかったようだ(入れてなかったらごめんなさい)。
 チャーシューの臭いはいわずもがなで、これならないほうが潔い。安ければ仕方ないのかもしれないが、50円足せば13湯麺が食べられると思うと、あまり安くないかも??
不二子軒 特徴; 醤豚・背・細
定休日 不定休 時 間 19:00〜3:00
最寄駅 営団千代田線千駄木 住 所 文京区千駄木3-33-12-101
【ラーメン¥600】
 夜のみの営業で、結構話題にもなった背脂豚骨醤油の店。屋台のような雰囲気で、店主のにいちゃんとそのお母さんらしきばあさんで切り盛りしていて、なかなかそそるシチュエーション。
 が、背脂は細かくこしたもので、その分スープが堪能できるようになっているらしいのだが、いかんせんスープ自体のうま味・甘味は感じられなかった。以前は背脂のウエイトが大きく、スープが堪能できるようになったと聞いたのだが、これなら背脂でガツンと来てくれたほうが良かった。個人的には。なんだか高い「とんとん丸」という印象でした。
らーめん一番 特徴;
最寄駅 JR西日暮里/千代田線千駄木12分 住 所 文京区千駄木4-21-3
【びっくりラーメン大盛¥280】05.1/30
 夜分どうしても安くお腹を満たさないといけない状況に追い込まれたので、経験にとびっくりラーメンへ。夜中というほどそんなに遅い時間ではないのに、先客2人後客0。ファミレスのミニ版といった風情の店内。全てを期待していなので、何が来ても驚かない。しかし、食べてみて小さな驚きはあった。
 自家製麺とはいうだけあろうと多少は麺には期待していた。一口啜ってみて、湯切りが甘いのか、自家製のわりに湯で湯の臭いがするし、腰の無いクチャクチャの麺にまいったが、食べ進むと大盛なのに殆どへたれないのに気づいた。もっちゃり感も癖になる要素を感じられなくもない。具材は言わずもがな、スープに至ってはコメントに窮するものがあるが、これが180円ならなんら問題ないでしょう。
 ここでの杯数を減らして他で食べたほうがいいには決まってるが、これはこれで。また来るのか!?・・・なぁ。

追悼!閉店してしまったラーメン屋
つけ麺屋ごんろく 特徴; 醤/み・こ・太 04.10/30閉店
定休日 無休 時 間 11:00〜04:00、日祝〜23:00
最寄駅 営団千代田線千駄木1分 住 所 文京区千駄木2-23-5
【つけ麺¥680】
 どうも高田馬場のやすべえと関連がないようであるようなお店。味は激似。メインのつけ麺のつけ汁は大分すれば大勝軒系。辛味<酸味<甘味といったところ。節系も効いているが、ガラ系のボディの強さが魅力。スープは馬場と違い、寸胴から入れてくれるのでありがたい。麺は太めのストレート。かなり多いので、自信がない人は少なめ必須。瑞々しくもっちりとしているが、馬場のような歯切れの悪さはあまり感じなかった(たまたまかな)。
 総じて優等生つけ麺エエトコドリ。嫌いじゃないじゃないです……んが、問題は味じゃなかった。オペ! 行った時間がサラリーマンが会社帰りに大挙するころで、複数客だらけ。ほろ酔いの客も少なくなく、まぁスムーズに流れない。これまではよくあることだが、4人店員がすでにアップアップで、オーダーの調整で手いっぱい。客をあしらう暇も無いほど(必ず麺少なめのオーダーを間違える)。店のレイアウト上、厨房が丸見えなので、その慌てっぷりが手に取るようにわかる。実に落ち着かない。食券機の前の空間が狭く、店内での並びのイスが券売機の奥にあるため、移動しづらく、順番通りに並んでくれない。外の並びもできて整理できない。もうめちゃめちゃ。折角おいしいんだから、是非とも改善して頂きたい。
【つけ麺並¥680】02.10/26
 麺の量が選べるようになったのは有り難い。並が220g、中が330g。手際は相変わらずいいとは言えないものの、営業時間も長くなり、混雑も落ち着き、だいぶ普通に食べられるようになってきた。なにはともあれ、ダシが当初よりよく出ていて、特に動物系の脂も適度に効いた甘く濃厚なダシはなかなかのもの。スープ割りは満足感が高い。このレベルのつけめんが深夜まで食べられるというのは本当に嬉しい。
ゆめみ屋 特徴; 塩鶏・細
定休日 火曜日 時 間 11:30〜14:00/17:30〜21:30
最寄駅 三田線千石4分 住 所 文京区白山1-31-5
【らーめん¥600(替¥100)】04.10
 川口のまる玉からの独立店。川口の店はすだれなどがかかっていて屋台風(アジアン風)なのに対し、こちらは居抜きなのか、少々ケバい看板が光る車通り沿いのラーメン屋といった風情。
 味自体はまる玉のコピー。メニューや味からも、この店の独自性は垣間見られなかった。というわけで、まる玉既食者として言わせてもらえば、不完全なコピー。見た目の彩などはまさにまる玉。鶏のダシの舌にまとわりつくネットリ感はそのもの。チャーシューも味付けが濃いもので、アオサ・チャーシュー・スープのバランスもまる玉を髣髴とさせるものがある。
 しかし、何かが違う。確かに麺の縮れ具合は加水具合に若干の違いを感じる。替え玉をすると違いの輪郭がはっきりする。妙にもたつくというか、辺に食べ応えがある。もっと長浜ラーメンの極細麺のような、食事っぽくない食感だった気がするのだが(もしかしたら川口と同じ麺で自分の勘違いかもしれない)。それ以上に、スープが多目ということもあって、食べていてどうにも飽きてくる。口当たりは川口そのものだが、食べ進むとなんだかダルイ。確かにシャープなスープではない。それが売りなのだが、そのモッタリ感の心地よさが持続するのだが、ここはどうもかったるくなってしまう。
 まる玉の味を突っ込んでいくか、この店独自の路線を開拓するか。いまはなんとも中途半端な印象はぬぐえない。がんばっていただきたい。