横浜・川崎

=しょうゆ =みそ =とんこつ =あっさり =こってり =細麺 =太麺

決定!横浜・川崎の1オシ!!ラーメン
らすた 特徴; 豚醤・太・こ・脂/麺/濃可
定休日 不定休 時 間 17:00〜1:00
最寄駅 東横線日吉5分 住 所 横浜市港北区日吉本町1-5-41
【らすた麺¥600】02.4月以前の記事
これは好み。めちゃ旨い。要は家系なのだが、酒井製麺でもなければ、直系のスープの味でもない。かといって変化球なわけではなく、らすた麺と言ってしまうほどにここ独自のアレンジが施されている。麺は極太だが、酒井のようにストレートで芯が強いものではなく、ちぢれが多少目立つ、芯の伺えないタイプの麺。適度に多加水(デフォルトでも硬めだが、ゆっくり食べていると最後にのび気味になる)。スープはコクがやや弱いが、タレとよく溶け合っていて、マイルドさが増している。タレの味とコクが相まって適度なうま味になっている。直系とは違う独特の甘みがある。脂は家系標準レベル(要は多め)。このスープが麺によくあっている。麺とスープ交互に気持ち良く食べられ、完食は楽。店は清潔で、客も強者ぞろい。殆どが一人客の若い兄ちゃんで、鋭い目つきでラーメンを食べることだけに集中している。理想的な環境だ。それだけ引きつけられるものが確かにこのラーメンにはある。家系のヴァリエーションの一つとして秀でている。
くわんくわん 特徴; 豚・細・こ
定休日 月曜日 時 間 18:00〜2:30 土日11:00〜2:30
最寄駅 相鉄線瀬谷12分 住 所 横浜市瀬谷区橋戸1-21-20
【博多ら〜めん¥550(替¥100)】02.4月以前の記事
まだまだあるぞ、九州ラーメン店の名店!! と声を大にして明言できる名店が登場。俺はこれを待っていた!と絶叫したくなるほどに、その、御天金太郎と同質の臭いはバラックのような屋台風のいい感じの佇まいが近づくに連れ、俺を強襲していった。トタンの外壁の隙間から、恥ずかしげもなく豚が浸りきった寸胴が見える。俺を誘惑しているとしか思えない甘美な臭い。これに期待するなという方がどうかしている。暴走しそうな位待ち遠しくて、前金制度がまどろっこしくすら感じる。過度の期待は現実の前に玉砕する可能性もあることを鑑み落ちつこうとするも、あの臭いに確信を持っていた。そして、それは見事に的中した。しょっぱさが少々強いものの(替え玉したほうが何故かよりしょっぱく感じる)スタンディングオベーションしたくなるほどの濃度と甘み。とんこつの醍醐味が凝縮されている気さえしてくる。大々的に長浜ラーメンとは謳ってなく、麺は博多、豚骨は鹿児島(だったっけ?)といったように、九州のエエトコドリをしているのだが、自分が長浜ラーメンに期待するもの、その全てがこの丼の中にはあった。麺はデフォルトで柔らかめ。硬めは頼めるが、おそらくバリカタにも応じてくれるでしょう。細麺で、しっかり芯が残ります。チャーシューも脂がのっててジューシー。キクラゲものる。ともかく、もうたまらない。一発で虜。遠さが悔やまれる。となりのアパートに住みたい。
【後日談】
いつからかわからないが、気づけばその日のスープの出来を数値化した表示がされている。出来が悪いとそれを明らかにして、値引きするというなんとも良心的で涙が出てくる。平均6〜7点。稀に8点がでるそうです。

ここにも!横浜・川崎に是非よって食べたいラーメン
らーめん翔太 特徴; 豚醤
定休日 無休 時 間 11:30〜15:00/18:00〜21:00頃(売切)
最寄駅 田園都市線梶が谷1分 住 所 川崎市高津区末長173-4
【翔太らーめん¥650】02.4月以前の記事
 以前は武蔵新城にあった背脂ラーメンの人気店。梶が谷に出来てからも暫くは武蔵新城も営業していたが、その後こちらに完全に移転。美容室などが入る白いタイルの外壁が映えるテナントの2Fという、田園都市線沿線らしいロケーション。
 背脂ラーメンの名店ときくとコッテリした濃厚豚骨醤油を想像してしまうが、ここはタレに魚介系のエキスをブレンドしていて、さらに天然塩をも使っているらしく、背脂も控えめできめ細やかで、濃厚な醤油ラーメンという趣すらある。思うに、背脂はこってり感を出すというよりも甘みを引きだすというニュアンスで使われているんじゃないだろうか。
 とんこつダシはかなりパワフルながら、丁寧な下処理が行われているらしく、殆どべた付かない。この手の豚骨醤油ラーメンにしては細めの麺は、スープを邪魔せず、するすると食べられてしまう。ストレートめなので絡まないが、重いスープなので適度に麺に乗ってくる。麺は130gでスープもさほど多くないので、満腹感が来る前にスッと食べられてしまう。物足りなささえあるくらいの豚骨醤油ラーメンってとてもめずらしいんじゃなかろうかと。チャーシューもジューシーで具の出来もいい。くどくないのに甘みのある、このクオリティの高さには驚かざるを得ない。
めんや永富 特徴; 醤・つけめん・東池袋大勝軒系
定休日 月曜日(祝営業翌日休) 時 間 11:30〜14:00/17:00〜19:30頃(売切)
最寄駅 南武線久地2分 住 所 川崎市多摩区宿河原6-32-5
【特製つけ麺¥650】01.11/27
 大勝軒で修業された方の店。気の優しそうな店主が頭にタオルという大勝軒スタイルで出迎えてくれる。郊外にある店らしく、小さいながらもアットホームな雰囲気でホッとできる空間。おかげで丁寧な仕事のつけめんが食べられる。
 つけ汁は動物系が突出してないのでべた付かず、エグくならないほどに適度に魚介系が効いていて、酸味も控えめ。濃厚で甘みがよくでていながら非常にバランスがいい。麺は中太麺でつるつると瑞々しいながら、粉の素材感も味わえる。麺は2玉240gと3玉360gから選べるのも嬉しい。スープ割りはより動物系の濃厚且つ芳純なダシが味わえる。こっち方面でちょっと遠回りでもよってもいい店かと。
【特製つけ麺¥650】02.11/3
 1年ぶりだったが、麺が細くなっていてビックリ。食感はまんまだったので安心したが、どうも近所の方々の感覚に合わせた模様。この日がたまたまかもしれないが、スープも動物系が若干控えめになっていた。相変わらずダシがよく出ていたが、麺・スープともに前の方が好みだった。大勝軒系が続々増殖している昨今、相変わらず名店にかわりないです。
めん創桜花 特徴; Wスープ
定休日 火・第3月曜日 時 間 11:30〜13:30/18:00〜20:00頃、日祝11:30〜16:00頃(売切)
最寄駅 京急神奈川新町4分 住 所 横浜市神奈川区浦島町3-1
【つけそば¥700】03.1/5
 僧侶のような出立ちで話題になった店。オープン当初は賛否別れたものの、半年足らずで有名店に。薄暗い和の店内でニューウェーブ系かと思い気や、イスが豹柄だったりと、こじんまりとしたアットホームなバーのよう。
 モンゴル産の塩が練り込まれているという自家製麺はつるつるの食感で、210gという量もちょっと物足りないほど。ヒラゴの煮干しなどからとるという魚介系と、宮崎産黒豚・能登鶏からとるというガラ系のつけ汁は、魚介の主張が強く、しつこくならずにサッパリとまとまり、うま味がよく伝わってくる滋味深い味わい。しかしややすっぱいというか、酢ではなく、たまたまなのかもしれないがダシから酸味が出てしまっていた。処理的な問題か、ここのスープでは仕方のない現象なのかはわからないが、個人的には残念なものだった。
 回転は決していいとはいえないが、京急で途中下車するにはうってつけではないかと。
九州大分らぁめんたまがった 特徴; 豚・こ・細
定休日 無休 時 間 11:00〜5:00
最寄駅 京急神奈川新町3分 住 所 横浜市神奈川区新町2-7
【らぁめん¥600(替¥180)】02.4月以前の記事
2Fにある巨大鉄釜で一昼夜炊き込むスープ。そのために1Fの柱を補強し、1000℃のバーナーを用意したときけば、とんこつジャンキーが黙っているわけがない! 場所は京急並走第一京浜沿い。ディープなエリアというロケーションにも血が騒ぐ。臭みがないという不安はあるものの、などのいい前例もあるため、なめてはかかれない。しかし、大分にはあまり目立ったラーメン屋がないので想像も難しいが、どうも大分のアイデンティティはあまり感じられず、ラードの少なさや癖のある苦みから、大牟田の柳屋のようなテイストに近く感じた。はっきり言ってしまえば、少々物足りなさはある。モンゴル鹹水の関係で値上げをしなくちゃいけないのも仕方ないが気にかかる。替え玉2玉で1000弱は痛い! しかし、マイルドな口当たりで、しかもコクは確実にある。この最も大事な点を外していないこと、人それぞれ好みはあるので絶対はまっている人も多いはずだ。そこは最大限に評価したい。夜の第一京浜に灯る明かりがみえたら、是非立寄って欲しい。なお、食券制で替え玉時も食券を購入。替え玉と同時にスープ足しにも応じてくれる。
御天@もえぎ野 特徴; 豚・こ・細
定休日 月曜(祝日は火)曜日 時 間 11:30〜14:00/17:00〜1:00
日祝11:30〜21:00
最寄駅 東急田園都市線藤が丘10分 住 所 横浜市青葉区もえぎ野15-1
【ラーメン¥600(替¥130)】02.4月以前の記事
言わずとしれた長浜ラーメンの名店がなんと横浜のニュータウンエリアに。偏見ではないが、正直青葉区でこの手の豚骨強臭がどこまで通用するのか、だしのうま味が不理解で沈没しやしないかと勝手に不安がってしまう。しかしそこは名店、他の御天では見られない行列をつくりだしてしまったのだ。駅からそう遠くはないにもかかわらず、公園脇の道路への路中が目立つ。行列をみてみると、どちらかというと若い、こういってよければガテン系の匂いのする客が目立つ。どうやらこの味を求めて夜な夜な車で来店の御様子。しかし店構えはパシオ系といえば大げさだが、ログハウス風の木を全面に出した佇まい。よく見ればテラスもあり、家族連れも目につく。オープンテラスで実際は長浜ラーメンをしゃぶりついているのだから、これはなかなか壮絶な風景。で、味の方といえば、豚骨がよくでた相変わらずの濃厚スープに、片目の極細麺。しかしちょっと塩っ辛いようだ。たまたまかもしれないが、味を分かりやすくしているのかもしれない。その分少々豚骨の甘みが薄まってしまっているようだ。個人的には御天のなかでは中の下という印象だが、近くに寄ったらリピートしてみたい。
【後日談】
後日食べてみると、タレとダシのバランスもしょっぱさもオールクリア。実に濃厚で満足度の高い本格長浜ラーメンが出てきた。やはり100%豚骨は安定が難しい模様。
近藤家 特徴; 豚醤・太・こ・脂/麺/濃可
定休日 月曜日 時 間 11:00〜22:00
最寄駅 市営地下センター北18分 住 所 横浜市都筑区北山田1-1-39
【並¥600】02.4月以前の記事
家系の中でも人気店。濃厚な豚骨醤油で、脂が表面に厚い幕を張る。ここはとりわけ脂が多く、濃厚で存在感があるが、タレの濃い醤油と合わさるとこれが口当たりよくコクコクと飲みやすい。スープにばらけない丈夫な海苔も、脂によく合う。極太の酒井製麺に脂が絡み、家系のおいしさを堪能できる。桃のエキスのせいかは知らないが、このまろやかな濃厚激うまラーメンは是非未体験者は経験していただきたい。
ShiNaChiKu亭 特徴;
定休日 月・火曜日(祝営業翌日休) 時 間 11:00〜14:30/18:00〜21:00
最寄駅 東急東横線反町2分 住 所 横浜市神奈川区反町2-15-14
【つけめん¥700】02.6/2
 詳しい経緯は知らないが、どうも支那そばやと関連を持っているらしい。見た目も酷似している。丸鶏ベースのガラ系と昆布・鯖節などの節系のダシで、麺は国産小麦粉と内モンゴル産天然鹹水らしく、これだけでも支那そばやライクな感じがしてくる。しかし個人的な印象としては、支那そばやよりもラーメンらしいというか、ダシの素材のエッジが切り取られ、マイルドにまとまり、ふくよかな甘味のあるスープに仕上がっている。
 食べたつけめんは、長めの麺のもっちりとした食感が楽しめた。細麺ながらあまりまとまって丸まらず、きめ細やかな粉の感じも出ていた。この目が詰まった感じながらも重たくならない麺がつけめんだとらーめんよりも堪能できるのかと、いやはや感嘆してしまった。スープ割りではよりマイルドなガラ系のスープが堪能できた。
 町の人気店という感じで、小さい店では列が絶えないが、そんなたいそうな行列ではないので、横浜にお出かけの際の途中下車に持って来いではないだろうかと。
流星軒 特徴;
定休日 水曜日 時 間 11:30〜14:30/18:00〜20:00頃(売切)
最寄駅 京急南太田・吉野町4分 住 所 横浜市南区日枝町4-97-2
【支那そば¥600】02.6/2
 永ちゃんのファンということで、武骨なラーメンを想像してしまったが、くじら軒あたりを目指したであろう醤油ラーメンだった。しかもBGMもたまたま永ちゃんじゃなかった。閉店間際で暖簾をしまうところだったが、なんとか2人分ギリギリ大丈夫ということでご馳走になった。
 青の模様の丼、少々濁った醤油スープにネギの青身のまぶしい、まさにくじら軒のフェイスを持つものだったが、味は左に非ず。いい意味ですっきりしていない味。魚介ダシも素材感ははっきりしないものの、よく出ていて、ガラ系も主張はしないものの、魚介ダシをよく引きだしていて、ボディの強いスープにしている。なんだかわからないけれど、様々のダシの要素が渾然一体となっており、複雑なスープながら、決してあっさりとはせずにまとまりを持ったものになっている。すっきりとまとまらず、食べやすいという和風スープはかなり好み。個人的には、洗練された感のあるくじら軒より好み。
 麺も粉の素材感の残るポキポキとしたもので、歯切れが良く、チャーシューもトロトロ。量自体は、もっと食べられるかなぁと思ってしまう量ながら満足感は高い。近くにあったらちょいちょい行きたくなってしまうだろう、そんな雰囲気を持った味であり店である。
ぺーぱん 特徴; 醤・こ・旭川
定休日 水曜日 時 間 11:30〜21:00
土日祝11:30〜16:00/17:30〜21:00
最寄駅 市営地下鉄吉野町3分 住 所 横浜市南区高砂町3-34
【醤油ラーメン¥600】02.4月以前の記事
横浜の有名店であり、旭川「天金」の味を引き継ぐ旭川ラーメンの名店。以前、ネット上でラーメンフリークとの間で行列を巡るトラブルが発生し、一時閉店にまで追い込まれたこともあり、気難しい店主かとの想像などから、二の足を踏んでいた。しかし実際は非常に気さくな御主人とおかみさん(故・内海桂子師匠顔系)で、アットホームな雰囲気に思わずくつろいで長居したくなるほどだった(人間同士の関係のことだから、そりゃ、いろいろあるんだろうね)。で、ラーメンはというと、これが驚き。旭川ラーメンというと強烈な魚介系の臭いと鳥ガラ・トンコツの動物系ダシのこってりさが、特に前者が苦手という声があるが、ここはあの臭みはない。なるほど、魚介系ダシは一切使っていないそうだ。なのに脂が膜を作りスープを覆い、濃厚な醤油とスープが絡み合う、まさに旭川ラーメンに仕上がっている。相当に濃厚なスープなのに口当たりが良く、満足度が高い割にもたれない。麺も加水率の低い旭川スタイルだが、加藤の麺よりも白く、ボソボソ感は多少緩和されている(藤原製麺だそうな)。ガラが焦げているのか、その手の香ばしさがあり、個人的には大ヒット。濃厚にして旨みたっぷり。これはハマった!!
和風らーめん味のほうさく 特徴; 醤/塩
定休日 水曜日 時 間 11:30〜16:00頃(売切)
最寄駅 市営地下鉄弘明寺4分 住 所 横浜市南区通町2-39
【塩らーめん¥500】02.10/6
 夜はてんぷら屋を営む、日本食の職人の店主がつくるラーメン。夕方までの営業だが、絶えずちょっとした行列が出来続けている。明るくこざっぱりとしていながらもアットホームな店内も気持ちがいい。
 鯖節などをつかった魚介ダシは、前に出すぎてしつこくなることなく、動物系ダシと絡み合い、複雑な味わいながらもまとまっていて、しょっぱすぎない塩ダレと見事にマッチして、その複雑なダシが存分に味わえるつくりになっている。ぼそっとした麺も、そのスープと絡むことで、粉の素材感が自然に味わえる。
 メンマも変な味付けもなく、これで500円は奇跡! しかしさらに驚かせる、端の焦げたチャーシューも、脂身が多いがスープと相まって適度なボディを与えているのだから吃驚。
 ただ、複雑なダシの絡み合いが結果的にエッジの効いたものになってしまい、きつくはないものの塩ダレも丸いものではないので、全体的にキツイ印象はぬぐえない。個人的にはこれで甘味のあるマイルドな出来へと方向性が向いたらモロにツボなのだが。。。なんにせよ、こういう店があるということ自体が奇跡だろう。
中華そばいまむら 特徴; 醤/塩・ニューウェーブ
定休日 月曜日 時 間 11:30〜14:30/18:00〜22:00
最寄駅 上大岡6分 住 所 横浜市港南区上大岡東2-42-12
【味噌¥800】02.1/2
 前々から気になっていた店ではあったが、あるTV番組で自分好みの食材の選び方と調理法をしていたので、俄然興味が湧き、しかも正月限定メニューをやるというので矢も楯もいられず直行・・・しかし目当てのいまむら的京風鶏スープは材料調達の関係で急きょ延期、土日限定の味噌となった。京都ラーメン好きで味噌苦手の自分としては凹むことこの上なかったが、仕方ない。ご馳走になった。
 しかし、これがなんとも複雑な味わいで、実に気に入ってしまった。様々な素材の要素が混とんとしていて、どうしてこういう味になっているのかサッパリわからなかったが、表面の層をなす脂もべとつかず、重いスープにきめ細かなざっくりとした歯触りの麺がよくあう。味噌ダレも味噌味噌しないで、辛みその辛味が動物系の重さのあるスープを見事に引き立て、スパイスのような辛さで全体をまとめている。味噌と行ってもべったりと味噌味に染めるのではなく、カレーのスパイスのように使うその方法論に感嘆しかない。
【軍鶏アロマ包みスープ¥1000】02.1/5
 前回味噌を食べたときに店に折り畳み傘を忘れてしまい電話したところ、とっておいてくれているそうなので、これ幸い、また限定メニューが食べられると喜び勇んで再び上大岡へ。
 まさに自分好みのメニュータイトル。エキスが凝縮されたような黄金色の高濃度スープ。芳純という言葉がぴったりのコクと香り。鶏脂が少々キツイが、その分香りは申し分ない。もっちりとしながらも素材感のある細麺との相性もいい。熱めのスープだったが、麺がへたれなかったのが印象深い。
 ただ、ダシが強い分、タレが脇役に徹してしまい、味としてのインパクトは薄い。かなり神経を集中させて味わうタイプのラーメンで、香り以外の要素はかなりマニアック。この値段をかけて提供したい逸品であることはよくわかるが、食べ手を選ぶかもしれない。それと、素材感がある分、エッジがききすぎて、マイルドではなくなってしまっている。個人的には芳純な食べ物なのでマイルドな甘み溢れる方向性が好み。でも、企画としてはこういうものが出てこないと意味がない。とても面白いし、この店の独自性を喧伝できていると思う。
【後日談】
 いまむらは以上のままで、レギュラーメニューを食べてないし、次の年の限定メニューも未食のまま。いけなくて残念に思っていたとき、新しい店の計画が出て期待していた。が、いつしかその話も耳に届かなくなり、店主もラーメンに飽きたような発言が目立ち、一部では不信の声さえ出てくるようになった。個人的には食べて現状を確認すべきだろうが、ともあれこの先どうなってしまうのだろうか?

LOVE・・・さりげなく、極個人的に好きなラーメン
どんたく 特徴; 豚・細・こ
定休日 無休 時 間 11:00〜02:00
最寄駅 東急東横線高島町5分 住 所 横浜市南区浦舟町3-38
【ラーメン\700(替\150)】03.6/13(移転前のレポ)
はじめに断っておきますが、この店に外観を見て、引き返す人が恐らく90%越えるでしょう。まさに地雷と言わんばかりのもの。中の厨房も相当キテマス。そして従業員の雰囲気も。しかし、これが、ビックリの濃厚長浜ラーメン。自分が行ったときがたまたまだったのかも知れませんが(相当にブレがあるらしい)、ダシがしっかりと出ていて、甘みが全面に出ています。麺も硬めで問題なし。チャーシューも悪くないです。有名長浜ラーメン店の薄いときと比べたら負けない濃度(ちょっとタレがしょっぱいけど)。ちょっと値段は高いけど、こりゃ凄い穴場を見つけたなと。なんか、こういう店を嬉々として入ってしまう自分を端から見ると「あいつは見る目無いなぁ」なんて思われるんでしょうね。そんな店ですが、そういう目で見られることが逆に快感に思う自分が好きです。マニア向けのMなとんこつということで。

まだまだある。町のラーメン屋さん
マダム菜苑 特徴; 醤・あ・細
定休日 木曜日 時 間 11:30〜14:30/17:00〜22:30
最寄駅 鶴見駅2分 住 所 横浜市鶴見区豊岡町2-2fuga2B1
【DXマダムラーメン¥650】02.4月以前の記事
以前はマダムであったろう二人のおばさん(一人は結構マダムか)が切り盛りする駅前ビルの地下1階の店。地下食堂街という風情に見合ったラーメンで、俗にラーメン通が通うようなタイプの店構えでも味でもない。一口スープをすすった感じは薄く、透明度の高い印象そのままだが、底にこれでもかと細切れにされたチャーシューを掬いながら食べたら、結構しっかりとした鳥ガラ醤油スープで、単純においしい。麺は細めのストレートで、かなり柔らかい。チャーシューはちょっとばかし臭うが、おいしい。煮玉子は魚系のタレの匂いがきついが○。しかし以上の評価は比較の問題で、決してスープは濃厚とは言えないし、ラーメン好きに適うラーメンとは思えない。普通っぽいラーメンも好きで、おいしいのが食べたいというタイプの方にお勧め。
池袋大勝軒横浜店@藤が丘 特徴; 醤・太・つけ
定休日 月曜日 時 間 11:30〜売切(15:00頃)
最寄駅 東急田園都市線藤が丘9分 住 所 横浜市青葉区梅丘7-3
【特製もりそば¥680】02.9/16
東池袋大勝軒譲りの汚い店を暗に期待していたのだが、案の定というか小奇麗な(ある意味殺風景な)お店。開店して早くに行ったのだが、街の話題で雨に関わらず行列が。ここはセオリー通りもりそばを注文。麺は少なめの230g程。気持ち細い気もしたが、多加水でプリッとしていて喉ごしがいい。本店よりも湯切りをちゃんとしていて、気持ち上品な感じ。それは麺だけでなくつけ汁が上品、というか大人しい。というのも、動物系のダシが弱い。ガツン度が低いから非常に物足りない。ここら辺を考えればいいのかもしれないし、開店当初だったかも知れない。味噌もあることだし、ここはひとつ、マダムどもを黙らすガツンとした下品スープで一周してほしいもの。御天もあるんだし、どうでしょう?
七志とんこつ編 特徴; 豚・個性派
定休日 月曜日 時 間 11:00〜22:00
最寄駅 東急田園都市線青葉台 住 所 横浜市青葉区榎が丘26-13
【らー麺¥600】02.4月以前の記事
横浜でラーメンといえば今や家系だが、青葉区となると「あらま御下劣っ」というわけで、ここのような店がしっくりくる。そんな経緯があったかは知る由もないが、とんこつといっても熊本ラーメンタイプの、あっさりしていてコクのある、深みを持った柔らかな物腰のスープに仕上がっている。いや、そん所そこいらの熊本ラーメンよ り豚骨のうまみがしっかりでていで、口当たりの割の重厚さには驚かされた。これならばラーメンフリークじゃない人にも、タレのうま味ではなくダシのうま味を伝搬することができるのではないだろうか。さらにオーダーを七志らー麺にすると、デフォルトでニンニク脂が乗って、こってり感を出しつつも食欲をそそる臭いでふくよかなスープが味わえる。近隣の客で、ファミリーにも利用されているようで、アットホームで店内も奇麗。具もじつに丁寧で高クオリティー、サイドメニューも充実している。しかしワイルドなのが好きな方でも、満足のいく重厚さがここにはある。
くじら軒 特徴; 醤/塩・細・あ
定休日 月・金・第3火曜日 時 間 12:00〜15:00/18:00〜21:00
最寄駅 市営地下センター北5分 住 所 横浜市都筑区牛久保1-2-10
【支那そば¥600】02.4月以前の記事
横浜随一の行列店ではないだろうか。横浜行ったら家系みたいな頭は以前は強くて、ニアミスが続いたが、やはり食べておかねばとやっとの機会で行列へ。秀樹も並ぶ行列だ。祝日の昼時にも関わらず、40分ほどで入店。oosakiさんや石神氏、秀樹は勿論岸朝子のサインまである(おいしゅう御座居ましたって云ったのかなぁ)。やはりパシオしてる店内に懐メロが流れる。店内は行列店らしい緊迫感であふれているかと思えば、家族ぐるみのようなあたりの柔らかい応対で、行列店なのに非常に居心地が良い。第6代ラーメン王山本さんが最終問題で解答したイスに座りながら、待っていたのは支那そば。醤油がたっていて、スープもダシの香りが芳純。あっさりなのは確かだが、旨みに満ちたスープは飲みやすい。なのに細麺があう。焦げたニンニクが微妙ながらアクセントになっている。鳥ガラ・トンコツ・かつお節・煮干し・日高昆布・釧路昆布でダシをとっているそうだが、明確にこれがこのダシの味か、とは解らないまでも、なんとなく魚介系・動物系のダシの旨みは伝わってくる。しかし、主張がなくまとまってはいつつも、主張の無さが好みを案外分けそうな気がする。このバランスとクオリティに虜になる人は多いし、それが人気なんだろうが、個人的にはどこかにガツンが欲しい。ま、近かったら確実にリピートでしょ。パーコ麺や塩、チャーシュー飯、とくに夜のみのメニュー、バラそばは魅かれる。食ってみてぇ。でも土地と行列が……。
浜虎 特徴; 醤/塩
定休日 不定休 時 間 11:00〜15:00/17:00〜0:00
最寄駅 横浜5分 住 所 横浜市神奈川区鶴屋町2-12-1
【醤そば¥650】03.5/21
 ニューウエーブ系の鳴り物入りの店らしく、資材置き場をイメージしたという間接照明を多用した配管むき出しでウッディな店内にBGMが響く。
 案の定とでもいおうか、魚介系とガラ系のブレンドスープで、ここの売りは魚介系のインパクトにある。突出する印象を与えながらも、全体を整えるという攻め方なのだろう。木屑のような、といわれやりすぎと評されることの多い、粉砕した鰹節だが、個人的にはこのインパクトはありかと。ガラ系もしっかりしているので、さほど突出しているようには感じられなかった。ニンニクの香りも全体がうるさいので嫌みではない。しかしこれに合わせたであろう弾力のある中太麺も、柔らかくなるとスープの勢いに沈んでしまう印象はぬぐえない。なにより、後半スープがさめるとこれらのダシが重くのし掛かり、途端に怠くなる。麺もかったるく、全く制裁を欠いてしまうように思われた。
 パーツの出来も良いし、面白いラーメンなのだが、完食を視野に入れたバランスづくりを是非とも達成していただきたい。いや、好きなラーメンですよ、これ。
寿々喜家 特徴; 豚醤・太・こ・脂/麺/濃可
定休日 水曜日 時 間 11:00〜22:00
最寄駅 相鉄線上星川7分 住 所 横浜市保土ケ谷区上星川464-6
【並¥600】02.4月以前の記事
本牧家出身ということで、なるほど店の雰囲気は同様のものを感じる。こざっぱりしているとは世辞にも言えないが、綺麗にはしているし、カウンター上の薬味も新しいものが置かれている新鮮な風味が漂う。噂通り地元に愛されている人気店という感じで、店員の優しくかつ恩着せがましくない気さくな接客はとても好感が持てる。多くの常連がメニューを覚えられていた。スープは乳化した脂がとても口当たりが良く、しつこくない。相当に濃度が高い割に、くどさを感じる美味しく味わえる。家系のワイルドさを満喫できつつ、それが苦にならず完食出来るという点で非常に秀でているのではなかろうか。チャーシューも若干臭みが残るものの、肉厚でおいしい。ただ、酒井の麺が短く、麺を啜るという感触が味わえなかった。もともとこんなものだっただろうか?? ともかく、旨い!といえる家系に巡り合えた。スタンダードにして王道。本牧家も元々こんな感じだったのかなぁ…。

大文字@藤が丘 特徴; み・カレー
定休日 火・第3水曜日 時 間 11:30〜15:00/17:00〜20:00
最寄駅 東急田園都市線藤が丘7分 住 所 横浜市青葉区もえぎ野17-7
【味噌¥800】02.4月以前の記事
あの成瀬の有名店が藤が丘に!? というわけで味噌苦手克服なるかと期待したのですが・・・味噌の味が強すぎて楽しめませんでした。味噌好きにはいいのかもしれませんが、味噌を活かしたラーメン、飽くまで味噌スープではなくラーメンとしてのスープを期待していたのですが、いやはや、自分の口には合いませんでした。ベタベタと甘い感じしかしませんでした。麺も多いし(210gって・・・この客層で残せってことか)、オペレーション悪いし(だいたい悪いみたい)・・・なんなんでしょう? う〜む。。。
たかさご家@関内 特徴; 豚醤・太・脂/麺/濃可
定休日 日曜日 時 間 11:00〜03:00
最寄駅 根岸線関内2分 住 所 横浜市中区常盤町2-13
【並¥600】03.10/7
 横浜スタジアムのそばにあって、前々から好みだったら便利だなぁと思っていたが、なんでかやってないことが多かった。それもそのはず、オフィス街にあるので日曜休業。日曜の野球観戦後に寄ってもやってないわけだ。で、平日の観戦後に行ってきた。
 家系は久々で、キャベツラーメンもそそられたが、とりあえず並。キャベツラーメンを頼んでいる人がいたのでみてみたら、かなりキャベツの量があった。できるまで厨房を見ていたが、湯きりはかなり丁寧にやっていた。
 見た目は茶濁していて臭いもそそられるが、すすってみるとこれが、ダシがいまいち出ていない。チャーシューも薄いが固く、臭いもある。ただ、麺はさすが酒井の麺だけあって、もっちりとしていて良好。なんか酒井の麺がもったいなく感じた。
 立地も接客もいいし、営業時間も長いのだから、スープの濃度さえ上がればかなりの店になるような気がした。本店はどうなんだろうか?
本牧家 特徴; 豚醤・太・脂/麺/濃可
定休日 月曜日 時 間 11:00〜0:00
最寄駅 市営地下鉄上永谷15分 住 所 横浜市港南区下永谷3-1-5
【並¥600】02.4月以前の記事
家系御三家のひとつにあげられ、激戦区環状二号線に越して一年。大行列店といわれるが、はて? これはどういうことだろうか。たまたまTVで紹介された翌日だっただろうか、激コミで待つこと40分。出てきたラーメンは明らかに薄い。風味こそ悪くないが、豚や鳥のガラからとったスープの甘み・旨み、そういったものが感じはするものの、かなり薄まった感じ。純度が高かったらうまいかも、という憶測はたつものの、目の前にあるものはなんだろう??? 散歩人としては、駅から遠しい、並ぶしで、これでは涙も出ない。

追悼!閉店してしまったラーメン屋
京都ラーメン親方 特徴; 醤・細・京都 閉店
定休日 火曜日(祝営業) 時 間 11:30〜14:30/17:30〜2:00
土日祝11:30-22:00
最寄駅 京急鶴見市場5分 住 所 横浜市鶴見区菅沢町5-18
【親方ラーメン¥650】02.4月以前の記事
 まだあったぞ都内近郊の京都ラーメン! ということで喜び勇んでいったが、これが、よくも悪くも予想通りで……。ビジュアル的には濃口の甘い醤油の効いた、九条ネギがバシバシ。スープは適度にとろみはあるが、天下一品ほどではない。鳥ガラと 豚骨が7:3で、野菜を加えてスープを作っているそうだが、そのスープよりも醤油ダレの方が立っている。醤油は思ったよりも甘くない。麺は柔らかめ。京都ラーメンが好きな人ならとりあえず及第点は出るでしょう。後は好みということで。お土産もあるし、京急沿線でお立寄りの際には是非。
後日談
 閉店してしまったようです。六角橋のお店(横浜市神奈川区六角橋2−14−1)はやっている模様。
すっごいよ 特徴; 豚・太・こ 移転→はっち
定休日 日曜日 時 間 17:00〜23:00
最寄駅 東横線白楽4分 住 所 横浜市神奈川区六角橋1-9-1
【らーめん¥500】02.4月以前の記事
出た!! そのラーメンを見た瞬間、新たなとんこつらーめんと出会えた衝撃とともに、みてはいけないものを見てしまったような、嬉々としつつも背徳感に襲われてしまうのはなぜだろう? 六角橋という、東横線というハイソなイメージとは裏腹にラーメン屋が多く、正直下世話なエリアに、ついに出たという感じで、その店はある。六角橋商店街と平行する、路地裏の銭湯や飲み屋の一角。昭和!という感じがぴったりの、個人的にはかなり食指の動く場所。で、そんな中で店は真新しいのだが、ラーメンは誤解を恐れず単刀直入にいえば、長浜ラーメンのスープに家系の麺を入れ、具にこうやのキャベツをのせた、というかんじ。こうかくとすごいもののように思われるが、いや、実際すごい。まさにすっごいよ。見た目、量が少なく思えるが、この濃度の弾丸に満足度は最高潮に。麺は家系といったが、太さやちぢれ具合だけで、触感は大分異なる。硬めの、ぎゅっと凝縮された印象。スープは長浜ラーメンよりも粘度が高く、背油が表面で乳化してベチョベチョになった感じ。チャーシューも薄いけど香ばしくジューシー。いやはや、こういうラーメンが食べてみたいと思っていたが、現実問題として横綱級のヘビーさ。
麺喰い 特徴; 醤・閉店
定休日 無休 時 間 11:00〜15:00/17:00〜0:00
最寄駅 南武線武蔵新城10分 住 所 川崎市高津区末長1296-5
【ラーメン¥650】02.8/14
 魚介系の主張の激しいなかなかのラーメンを出すという評判を聞いて行ったが・・・ちょうどお盆の時期だったので電話で営業を確かめたところ、なんともやる気のない、いい加減な対応だったので不安だったのだが、その不安は的中してしまった。
 醤油ダレはたまり醤油らしく重みがあるのだが甘さがかったるく、魚介系のダシもエグさだけが残って、ダシの濃度自体はあまりない。表面の層をなすネギ油らしきものもべた付き、スープがこれだけ主張が強いので、中太の玉子麺が完全に負けてしまっている。チャーシューやメンマなどの具の出来はいいが、それで650円というのはコストパフォーマンス的に厳しいかなと。
 個人的に魚介ダシが好きではない方向に突出してしまっている、という印象を受けただけで、この方向性が好きな人はいいかもしれない。具はいいので、気に入ればお得な一杯になるかも。ただ、店名からして麺に力を入れているように思われかねないので、自家製麺にするなり何なりして、麺の主張を強くすると独自性がはっきりするような気がする。
後日談
 閉店してしまったようです。こういう場合、ちょっとレポートも書きづらいですね。麺でもダシでもどういう方向にせよ、個人店のようだったので、独自性を出して頑張ってほしかったのですが、残念です。
博多大王 特徴; 豚・細・こ・麺/濃可 閉店
定休日      時 間 ?〜21:00
最寄駅 東急田園都市線宮前平15分 住 所 川崎市宮前区犬蔵1-14
【ラーメン¥700(替有)】02.4月以前の記事
博多一番チェーンのうちのひとつ。だったのだが、改名。味は殆ど博多一番で、おいしい硬めコッテリの長浜ラーメン。ただ、改名しただけあって、他の博多一番よりスープの出来がいい気が。コクがあって、まろやかでおいしい。博多一番経験者も、近くによったら食べてみてもいいかもしれない。
【後日談?】
現在も営業されているのでしょうか……とても気になります。
あまからや 特徴; 魚介+動物・カレー・太
定休日 月曜日 時 間 11:30〜14:30/17:30〜21:00
最寄駅 東急田園都市線あざみ野10分 住 所 横浜市青葉区あざみ野1-26-7
【塩つけ麺\700】03.3/2
ラ博主催のラーメン登竜門で優勝した静岡のカレー屋さんが出したお店。これまでのカレーラーメンとは違う、スパイス主体のラーメンで話題になり、ここに店を出してからさらにパワーアップしたと聞いてはいたが、あまり得意ジャンルではないので、スパイス以外のメニューでまずは自分にあうか試してみよう・・・くらいのつもりで食べたからか、いやはや、完全にノックダウン。もろにツボに入った魚介スープ。しかも動物系が魚介の風味を邪魔せず、それぞれの持ち味が全面に出ていながらもバランスが保たれている。麺も臭みもなく、するすると気持ち良くスープを運んでくれる。そしてスープ割ではこの独特のスープをさらに堪能できる。カレーもやっているとは考えられないクオリティ。予想外だったからかも知れないが、鳥肌が立った。
【スパイスチキンカリー\850】03.3/2
さほど複雑ではないとは思うのだが、故にストレートに響くスパイスがこの店の個性を表している。さらさらで辛すぎる通向けのカレーではなく、とろみも出して日本的なカレーを食べ慣れている人にも門戸を広げるカレーづくりながら、スパイスの麻薬性をも取り入れた秀逸さ。以前どこかで耳にしたのだが、やはりカレー専門店ではないから、マイルドで味が突出しない仕様にしているそうだ。状況を見て変えていくらしいが、ここは一つマニアックなカレーも一品増やしていただきたい。
【スパイス醤油つけ麺\750】03.3/30
というわけで今度はスパイスで勝負。・・・やはり非スパイスのインパクトが強かったせいか、非スパイスメニューの方が好み。しかし所謂カレーラーメンからの脱却という試みは多いに評価したい。スパイスでカレーらしさを出すという方法論はいい線だと思う。食べたことのないカレースープで、マッチはしていると思った。これだけでも充分おいしい。ただ、他のメニューに気もそぞろ・・・
【塩つけ麺\700】03.3/30
やっぱり自分的にはコレ。特に割ってもらったスープを飲むと涙が出てくる。
【スパイスチキンカリー\850】03.10/11
この日は辛口で。ここのカレーは比較的辛さが先に来るタイプで、辛口だと、まず辛いのが苦手な人はノックアウト。しかし辛口にしたほうがここならではのスパイスのオリジナリティが前に出てくる。カレー好きは辛口でないと物足りないかと。ダシの甘みがより活きる。鼻水たらしながら掻き込むカレーはなんともいえない。
【塩つけ麺\700】03.10/11
平打ち麺に変更。黒っぽい麺だが、あまり粉っぽくはない。つるんと食べられるのに重くならない軽い食感。みずみずしくも腹に溜まりにくいので、見た目分量がかなりあるのだが、するする食べられる。前の麺も好きだったが、この平打ち麺はその上を行くもので、ますます磨きがかかっている。相変わらず魚介ダシがよく出ていて、これからまた進化するのかという想像さえ出来ない。なお、いままでの太麺でも頼めば可能とのこと。
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