【チャーシュー麺¥850】
以前から気になっていたけど新店を回っているうちに記憶から消されそうになっている店、けっこう食べ歩きをつづけているとこんなことは多いんじゃないだろうか。やはりはやり廃りがあるから、今更行く気の無くなってしまう店も正直ある。しかし、そんな状況であるからこそ、逆に、流行りに流されず、人の流れの落ちついたところで、その店の真価が問われる、そんな気がしてならない。
今逆に環七ラーメンのような店にいくのがマイブームになっているのだが、ここみんみんはそんな意識を芽生えさせてくれた。分かりづらくてコ汚い印象の小さな店。夜な夜な集うがたいのいい兄ちゃん達。無口な御主人。これら全てがそれほど昔ではないのに妙にノスタルジックに映る。
しかし味自体はギトギトではなく、表面に透明な脂が幕を張るあっさりとさえしている醤油味。見た目真っ黒だが、醤油ッ濃さはあまりない。スープは豚骨をベースにしているそうだが、鶏や野菜など、さまざまが材料が混ざり合い、なんとも言えない独特のスープに仕上がっている。これが飲みやすく、多めの量があまり気にならない。刻みネギが散らばり、二郎とは違った、醤油こってりオリジナル系の他にない味に仕上がっている。これに自慢のチャーシューがよくあう。角煮一歩前の厚みを持ったチャーシューは、しかしチャーシュー然としたつくりで、ジューシー且つ歯ごたえがあって、柔らか。大きさ、量、いついってもあまりバラつきがない。
雰囲気、満足度ともに、惚れてしまうタイプのラーメンではないだろうか。ボク、コレ大好きです。
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