東京都区内/品川

 =しょうゆ =みそ =とんこつ =あっさり =こってり =細麺 =太麺

 
決定!品川区の1オシ!!ラーメン
該当店無し

ここにも!品川区に是非よって食べたいラーメン
中華そば 特徴; 醤/塩・細/太・あ/こ
定休日 日曜・祝日 時 間 11:30〜14:30/18:00〜21:00
最寄駅 大崎3分 住 所 品川区大崎1-20-16
【賄い2塩¥700】
 大井町の、開店して2年ほどだが熱烈なファンを持つ店の支店。ラーメンフリークから人気があるのには、二郎@目黒出身で、二郎テイストのメニューが“賄い”であるということ、しかも神保町のさぶちゃんでも修業経験があることだろう。自分も黙っているわけにはいかない…と思いつつ2年近くが過ぎ、ようやっとこの大崎支店で食べることが出来た。
 行った日には銀行でお金を下ろすのをわすれ、慌ててゲートシティに駆け込みんだものの、ビル内で迷いまくったというお粗末さ。そして喜び勇んで店に入ったものの、あまりに床が脂でつるつるなものでコケそうになるし。ところで券売機だが、タッチパネルではないものの、メニューの番号を押す、他で見たことのない真新しいものでちょっと驚いた。
 で、スケートでもするように席につき、暫く到着まで待っていると、隣のサラリーマン風のふたりが賄いを食べていて「なんだこのきしめんみたいな麺は!?」の言葉に「ふっ、二郎未経験者か」などと通ぶっていた矢先、出てきた賄い2塩を食べてびっくり! 他の二郎ではなかった独特のモチモチ感。これはまさにきしめん!! これまで食べてきた二郎の加水率の低い麺に慣れていたためか、自分がぼそっとしてコシのない麺が好きだからか、最後までなじめなかったが、これはこれでおいしいし、面白い。二郎ラーメンは面白さも大切なのだ。
 で、塩味の二郎だが、確かにタレは塩だろう。そうとは感じる。しかし、多くあるダシの旨みを引き立てる上品な塩ラーメンではなく、単に塩ベースというだけの、紛う事無き二郎テイスト! 丼の中はまさに二郎ワールドができている。豚はどちらかというとチャーシューよりのバラだが柔らかくて旨い。オーダーの際に「ニンニクは?」と聞いてくるので、このときに野菜多めや脂なども頼めるのかもしれない。この日は素直にニンニク増しのみにしたが、翌日職場の人間にラーメン臭いと一日中言われ続けた。
 そういえば、帰る間際隣でふつうの塩ラーメンを食べていた先程とは別のサラリーマン風がお店の方に「レンゲくれませんか?」というと、出てきたレンゲはガラのついた、まるで子供用のものみたいな可愛らしいレンゲが出てきたのはなかなか痛快事件(?)だった。ちなみに、ラーメン本などでは麺の量が140gとなっているが、これは間違いなくふつうの醤油や塩ラーメンの量だと思われるので、あしからず。
イレブンフーズ 特徴; 醤?・太・デンジャー
定休日 日曜・祝日 時 間 8:00〜18:00(土〜13:00)
最寄駅 京急新馬場6分 住 所 品川区東品川1-34-23
【普通¥700】
 出た!? 日本に於けるラーメン文化、そのダークサイドを体現したような老舗。敢えて裏二郎とでもいわせてもらおう。品川のガテン系エリアに長い間支持され続け、暖簾分けもあったがそのあまりの個性からか、今日の二郎のような展開を見せずに、本店が(千葉にもたなかというみせがあるが)その怪しいオーラを眩しいまでに発散しつづけている。ついにそこに足を踏み入れるときがきたのだ。
 路地裏の食品卸会社のような佇まい。まず目に飛び込んできたのが、酒井製麺の麺箱と会計のザル。ここでは(他にもそういう店もあるが)お代は指定のトレイ・ザルに自ら入れるだけ。釣りは自分でそこからとる。これが…などと辺りを見回し、カウンターへつく。
 注文は聞いてくるが、妙に早くきいてきた。1ロット自分の時は7杯。大盛りと普通盛りで器が違う。その器にタレが入り、そこへぶつ切りの玉葱が大ざっぱに投げ入れられる。カウンター奥には名高き洗濯機。ここでキクラゲがもどされている(!!)。麺の湯で加減はまちまち。その他持ち付け作業はアバウトにして大ざっぱ。御主人の奥さんにしか見えない(実はパートの)オバサンがおっさんとともに次々と盛りつけていく。ちなみにれんげなどという上品なものはない(あれ?これ何処かでも書いたような…)。
 で、出てきたラーメンはというと、まるで素人がつくったような、薄めの野菜の甘みと酸味が効いたスープ。タレの塩ラーメンのような味付けが、しょっぱくも独特の何ともいえない甘みを演出している。別段食べにくいとか癖が強いというわけではないが、好みがわかれる味であることは明確だ。具のわかめやのり、キクラゲはいる/いらない賛否が分かれそう。スープとのバランスを壊すものではないかと。ただ、確実に苦いぶつ切りの玉葱は、この難解なスープに、玉葱特有の甘みを鑑みて必要不可欠かと。
 そして何と言ってもチャーシュー。このバラチャーシューがここイレブンの最大の魅力の一つ。とにかくジューシーでひとこと旨い。チャーシューメンは昼12時過ぎには大抵売り切れる。
 総評、個人的にはそうジャストフィットする味ではなかったが、一緒に行った友人のうち2名はツボにはまたし、ともかく味・雰囲気ともにダークサイド一直線なラーメンなので、未食の方は是非、勇気を出して食べてみて欲しい。自分の幾度となく試してみるつもり。
多賀野 特徴; 醤/塩・あ
定休日 火・第2水曜日 時 間 11:30〜14:30/17:30〜20:00(日祝昼のみ)
最寄駅 東急大井町線荏原中延1分 住 所 品川区中延2-15-10
【鴨つけそば塩¥700】
 臨時休業で振られたり、行列が長くてベストタイミングがつかめないと、なかなか敷居の高い店だったがやっと食べられた。この店の印象はなんとも不思議なもので、メディアの露出が高くて行列がすぐできる割に、感動的な感想を口にする人があまり多くないようで、ラーメンフリークというよりも普通の会社の同僚といった間での評判でいいものをあまり耳にしない。おかみさんが温厚そうで情に熱くて、というようなタイプそうだが、実際はストイックにラーメン作りを行っている。こういうタイプの店ってもっと感情的な評判がたつものなんだけどなぁ・・・
 行ってみて、なるほど納得したというところでしょうか。正直、ちょっとマニアックな味かも知れません。いいものつくろうとして、旨けりゃいいという一番多い客層がおいてけぼりを食らっている印象。自分もつけそばのどの辺が鴨ダシの特徴かがわからず、相当に神経をつかって食べることに。じわじわと滋味深さの溢れたスープは、ガツンと来る旨みではないので、旨い!と喧伝しにくい。しまいには「味がしない」という烙印も押されかねないだろう。
 自分もすげーと思えなかったが、舌に神経を集中させてうま味を探るように食べたが、それに見合う確かな満足感はあった。すげー仕事しているなと感心するダシの活かし方。スープ割りで見事に堪能できた。麺も印象としては残らないまでも実にこのスープにはマッチしていた。
 このとき食べたスープもいまでは違う形になっているし、こういう店こそ季節ごとのメニューを通いながら堪能すると至福が味わえるのだろう。旨い!って叫ぶ以外のタイプのラーメンがあったっていいじゃない。ただ物足りないだけじゃない、そういわしめるだけのものがここにはあると思う。

LOVE・・・さりげなく、極個人的に好きなラーメン
該当店無し

まだまだある。町のラーメン屋さん
のりや 特徴; 豚醤・細・和歌山(井出系)
定休日 不定休 時 間 11:00〜14:30/17:30〜0:00
最寄駅 大井町5分 住 所 品川区東大井5-19-9
【中華そば¥600】
井出商店に憧れ、その味を想像して作り上げたのがこのラーメン。井出商店の主人も太鼓判を押す出来。脂とスープのバランスが絶妙で、溶け合い、とてもクリーミーな触感になっている。味わい深く、よく出来ていると思うが、なにか足りない気もする。さらっとしたなかにもある、甘みある濃厚醤油の効きにパンチが今一つ。これにその濃厚さと脂を求めるのは野暮というものだろうか。それにシソだろうか、シソの風味がする。これはちょっとあってない気がしてならない。チャーシューも硬くてイマイチ。総じて、おいしいが物足りなさは否めないという感じ。ただ、チャーシューの切れ端を混ぜたブタめしが絶品とのこと。

追悼!閉店してしまったラーメン屋
旭川ラーメン恭華 特徴; 醤/み/塩・旭川・加藤製麺・休業中
定休日 無休 時 間 11:00〜21:30
最寄駅 京急大森海岸2分 住 所 品川区南大井2-11-4
【正油ラーメン¥700】
旭川は加藤ラーメンの店。加藤ラーメンといえば旭龍など、都内でもおいしい店が多くなったが、ここ恭華はそんな中でも魚介系ダシの前面に出た、香りのきつく、コクの強い味。麺は相変わらずの加水率の低い細めの麺。ボソボソっとして、直ぐにスープを吸うため、独特のぐっちゃり感がある。なので魚介系の香り・麺とも苦手な人も多いと思うが、好きな人には都内屈指の旭川ラーメンではないだろうか。ライスも無料で、これがスープに良く合う。個人的にはこの具合の加減がベスト!

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