神奈川・町田

 =しょうゆ =みそ =とんこつ =あっさり =こってり =細麺 =太麺

 
決定!神奈川・町田の1オシ!!ラーメン
柳麺伽藍堂(がらんどう) 特徴; 醤/塩・細
定休日 無休 時 間 11:30〜21:30
最寄駅 小田急町田4分 住 所 町田市原町田6-29-4
【柳麺(りゅうめん)¥700】03.1/11
 よく「ラーメン店とは思えない佇まい」というような形容をみかけるが、大半は「ラーメン屋じゃん!」という結果ばかり。和風ダイニングもどきだったりする店が多い昨今、ここは心底ラーメン屋っぽくなかった。入口からして小料理屋のようで、店前のお品書きがなければ、高そうで入るのにも戸惑う外観。内装もモドキという言葉では物足りないほどに気合の入ったもので、薄っぺらい今風ハリボテの店とは明らかに一線を画している。相模原の陸の孤島「キリン食堂」の系列店らしいが、こういうアプローチをしてくるとは、なかなかやるなぁ。
 以前は柳麺にデフォルトで煮物や焼魚等の3品の小鉢が小さな岡持ちのような入れ物に入って着いてきたが、今では価格も900円から700円になり、チャーシューやたけのこ、苦情ねぎが乗った体裁となり、身近な感じにまとまっている。個人的には別盛でも食べてみたかったが、一見には厳しいメニューだったろう。
 フェイスは、鶏そばといった風体で、上品で繊細な印象。実際もその予想を覆さないのだが、東京軍鶏をベースにしているというスープはしっかりとダシが出ていてボディがあるものの、嫌に前に出ることなく、程よくエッジのきいた塩ダレとのバランスがよく、全体的なまとまりが見事。細麺もしっかりしていて、食べやすいながらも満足感を損なわない構成は圧巻。チャーシューも小ぶりで、存在感がありながらキツイ味付けはせず、九条ネギとのマッチングも計算されている。小さなどんぶりにこれだけの主張をまとめ、食べるものに圧力を与えない仕事、パブリックイメージが吹き飛ぶ一杯に完敗!

ここにも!神奈川・町田に是非よって食べたいラーメン
支那そばやまいち 特徴; 醤/塩・あ/こ・室蘭
定休日 水曜日 時 間 11:00〜14:00/17:00〜21:00
最寄駅 JR・小田急町田5分 住 所 町田市森野1-36-8
【つけ麺¥650】02.4/7
 横浜の瀬谷区や相模原にもある無化調を謳うチェーン店。木目調で統一された店内ながら、器が凝っているなど、下手な個人店より独自性を打ち出していて、チェーン店とは思えない。
 切り株のイスに座って戴いたつけ麺は、運ばれてきた瞬間から鰹節などの魚介系の香りが鼻腔をつく。ダシがよく出ていながらも、エグくならず、鶏メインの動物系とバランスがとれ、しつこくならずにしっかりとした甘い旨みがある。麺もつるつると瑞々しく、量もちょっと少なめで丁度いい。スープ割りもより芳純なダシが楽しめる。
 和風を前面に出した昨今よくあるチェーン店と混同されて、いまいち話題にならないが、こういう味での展開なら大歓迎でしょう。
雷文 特徴; 醤/塩・あ/こ・室蘭
定休日 月曜日 時 間 11:30-14:30(土日祝-15:30)
最寄駅 JR・小田急町田 住 所 町田市本町田943
【正油こってり¥600】
 まさにおかみさんと呼ぶにふさわしい宇都宮節子さんの有名行列店。おかみさんの体調のこともあり、夜営業がなくなってからというもの、とてもじゃないがたどり着いてラーメンにありつける保証はない。
 というわけで、00年12月大晦日夜中の臨時営業に行ったのだが、店の前では元チャンプ立石さんが店内に案内してくれたり、その筋の有名人が相当数揃っていた。しかもすいている。
 おかみさんからTVに出演した際の東海林のりこさんとの裏話を聞きながら待っていると出てきたラーメンは、粘度のありそうなスープがラードで覆われた、まさに厳寒北海道スタイル。魚介系・ガラ系など総勢27種類の素材からとるスープは、特定の際立った味は感じないものの、マイルドで繊細な面もありながらもガラ系のワイルドさ満足感も合わせ持つ不思議な味。少々トッピングの野菜からか、酸味が喉に刺さる感があったが(後で風邪を引いたから体調がよくなかったからかも)、寒い冬に食べられたおかげで、おいしくも暖まることが出来た。非常に満足度の高いラーメンに映った。
 にしても、味にも反映されているが、ここまでの味をつくりながら職人や達人というよりもおかみさんという言葉が実によく似合うというのも不思議。やはり人柄だろう。ラーメン屋同士の敵対するのではなく共存していこうとするその考えには全く敬服の一言。そうおいそれと自分は食べに行けないが、末長く頑張ってもらいたい。

LOVE・・・さりげなく、極個人的に好きなラーメン
該当店無し

まだまだある。町のラーメン屋さん
ラーメンのおやじ 特徴; み/醤/塩・こ・札幌
定休日 無休 時 間 11:30〜15:00/17:00〜23:00
最寄駅 JR・小田急町田8分 住 所 町田市中町1-19-1
【おやじ麺(みそ)¥700】
 いかにも町のラーメン屋という佇まい。店の中が見えにくく、入りづらいイメージはあるが、店内は地元の親父や学生以外にOLなどもいて、層は広い。おやじという店名のイメージよりも人のよさそうな親父さんのつくるラーメンは本場の味とのこと。
 食べてみると、実に濃厚な白味噌スープ。ブレンドした味噌と数種類の香辛料から出来ているそうだが、骨太といった感じ。ドロッとした食感が表面の脂とともにのどを強襲し、白味噌の甘さに混ざってピリリと辛みも感じられる。麺は札幌らしく、中太で非常に腰が強い(太兵衛小林製麺とのこと)。
 個人的には、味噌ラーメンに慣れていないので、この濃度は応えたが、味噌好きならきっと満足のいく濃度だと思う。味噌慣れして再チャレンジしたくなる程。でも次は醤油の熊ラーメン(600円)を頼もうかな。
大ちゃん 特徴; 豚醤・太・脂/麺/濃可・家系
定休日 火曜日 時 間 10:00〜23:00(日祝〜21:00)
最寄駅 小田急/相鉄大和13分 住 所 大和市上草柳3-15-15
【ラーメン¥600】
店の前には六角家とも吉村家とも違うなどと書かれているが、確かに比較あっさりめで濃度の低いラーメンだ。脂も少ない。しかしタレ・スープともしっかりとした味があり、一概に薄いと判断するわけには行かない。麺はプリプリ、酒井の麺で○。ただやっぱりスープ自体に決め手のコクが一発欲しいというのが正直なところ。吉村家仕込み。

元祖桃家駅前店 特徴; 豚醤・太・こ・脂/麺/濃可・家系
定休日 月曜日 時 間 11:30〜23:00
最寄駅 小田急/相鉄大和1分 住 所 大和市中央2-1-8
【ラーメン¥600】
 まさしく家系。おいしいが、何か物足りない。家系にしては脂が少なめで、それは構わないのだが、どうもコクはあるけど強くなく、こってり感もイマイチ。比較が悪いのかもしれないが、ちょっと近藤家とか、そういうところよりは劣るかと。
 本店で食べてないので、そちらと検証してからはっきりまた言おうと思うが、かん水多めの腰の強いもちもち感も、酒井製麺よりは・・・。
 いや、でも、体調の関係もあるだろうし、でなくてもおいしいんですけど、どうも、ここのよさがあまりよさに思えなかったと。これは実際に食べ比べていただくしかないかなと。